出版社内容情報
競争と規制の組合せは、どの程度が好ましいのか。産業組織の実態を綿密に調べ、また欧米との比較を通じて規制緩和時代の産業秩序のあり方を問う。＊第３０回日本経済図書文化賞受賞
目次
第１部 現代の競争と企業活力（競争システムと企業活力；変貌する現代企業の組織と経済力；日本経済のダイナミズム；現代の企業間競争）
第２部 公共政策のコスト（政府活動の便益とコスト；公的規制と「小さい政府」；産業政策の役割と限界）
第３部 寡占化の経済的帰結（寡占と価格の硬直現象；寡占企業の投資行動；産業構造の高度化と資源の効率的配分）
第４部 金融の自由化と再編成（金融自由化の動因；金融市場の拡大と変容；金融の再編成）
