内容説明
あなたが聞かされていた通説や定説は誤解と偏見のかたまりだった。金の歴史から見える世界経済の真実。数式は一切使わず、なぜ金は素直で筋のよい価格形成をするのかということを説明する。
目次
第1章 金投資の鉄則をお教えしましょう
第2章 「資産の砂時計」をご存じですか
第3章 バブルは6000年も続きません
第4章 金本位制は減ぶべくして減んだのでしょうか
第5章 金と陰謀?
第6章 日本が金に目覚めるとき…
第7章 そして、いまさらながら金投資入門
著者等紹介
増田悦佐[マスダエツスケ]
1949年東京都生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修了後、ジョンズ・ホプキンス大学大学院で歴史学・経済学の博士課程修了。ニューヨーク州立大学助教授を経て、外資系証券会社で建設・住宅・不動産担当アナリストをつとめる。現在、株式会社ジパング・ホールディングス事業企画部シニア・アナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とらのすけ
1
金を理解するには、紙幣との関係史を学ぶのがよいと理解しました。通貨「円」の強さについても理解が深まりますね。2013/01/26
はろはろは
0
p29の資産分類はとても参考になる。p67あたり銀との比率が拡大し続けていることの理由付け正しい。p81からのデフレについての考察、考え方として古いし実態にもあってない。p100あたりから通説に挑戦というのは意義あるが金本位支持はやはり誤った認識。p154ハイパーインフレの起き方も間違い。p164から、歴史事象の記述が丁寧にあり有用。時間があるときに事実確認のために再読すべき。しかし、それぞれの事象の解釈自体は間違っている。p192エリートに対する見方も偏見で誤り2016/04/22