内容説明
限られた医療資源をどう使うか。カギは産業化と地域連携。医学、経済学などの専門家11人が大胆な発想転換で高齢化社会に適した制度改革を提言。
目次
第1部 医療を考える経済学の視点(問題解決の手がかりは産業化への発想転換;問題山積の医療現場;医療を産業として捉えると;変化に対応できなくなっている医療の実態;質・アクセス・コストのトレードオフ ほか)
第2部 日本の医療を変える―先端からの発言(大学病院から見る日本の医療の課題;既存制度の矛盾を見据えて大胆な改革を;医療制度改革は国の視点から地域の視点へ;「見える化」で医療は変わる;「医師の不足」にどう対応するか;医療情報の開示で患者は救えるか;大病院再生への突破口;医療政策に必要なのはデータに基づいた議論;医療と医学教育の何をアメリカに学ぶか;医療資源の適性配分に向けて)
著者等紹介
伊藤元重[イトウモトシゲ]
東京大学経済学部卒。1979年米国ロチェスター大学大学院経済学博士号(Ph.D.)取得。専攻は国際経済学。1996年より東京大学大学院経済学研究科教授、2006年2月より総合研究開発機構(NIRA)理事長。2007年から2009年まで東京大学大学院経済学研究科研究科長(経済学部長)。(特非)金融知力普及協会理事長、政策分析ネットワーク代表。政府税制調査会委員、経済産業省医療産業研究会座長なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。