年金改革の政治経済学―世代間格差を超えて

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  • サイズ A5判/ページ数 236p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492701089
  • NDC分類 364.6
  • Cコード C3033

内容説明

年金制度改革には否応なしに政治と経済のインターアクションが起こっており、政治学的な要素と、経済学的な要素の相互作用を見逃すわけにはいかない。本書は、そのような視点から、年金改革問題を気鋭の政治学者が分析したものである。

目次

序章 年金改革に対する政治経済学的アプローチ―問題の所在と本書のねらい
第1章 福祉国家は逆進的課税に依存するか―OECD18カ国の比較研究から得られる含意
第2章 戦後日本における公的年金の運用―福祉国家のディレンマ・行政国家のディレンマ
第3章 年金問題をめぐる国民意識と世代間格差―全国世論調査データにみる2001‐2004年の変化
第4章 政治経済制度の変化と有権者の政策争点態度―2004年参議院選挙における年金改革争点に関する分析
第5章 政治家における世代と政党間競争―衆議院議員調査を手がかりに
第6章 年金制度改革の実現経路と選択肢
終章 年金改革に必要な視座

著者等紹介

北岡伸一[キタオカシンイチ]
1948年奈良県に生まれる。1971年東京大学法学部卒業。1976年東京大学大学院博士課程修了。法学博士。立教大学助教授・教授を経て、1997年東京大学法学部教授。国際連合日本政府代表部大使

田中愛治[タナカアイジ]
1951年東京都に生まれる。1975年早稲田大学政治経済学部卒業。1985年オハイオ州立大学大学院政治学研究科博士課程修了。Ph.D.(政治学)。東洋英和女学院大学助教授、青山学院大学法学部助教授・教授などを経て、早稲田大学政治経済学部教授
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