金融政策の政治経済学〈下〉日本の金融政策と中央銀行制度

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492653128
  • NDC分類 338.3
  • Cコード C3033

出版社内容情報

1995年から2000年に至る金融政策、金融監督政策、日本銀行法改正を詳細に検討しながら、混迷を続ける金融政策にインフレ・ターゲットを採用するよう提言。

内容説明

マクロ経済学・金融論の分野で活躍している日米3人のエコノミストによる本書は、日本の金融政策の運営、大蔵省と日本銀行の関係、および政治が金融政策に及ぼす影響などを、幅広い視野から分析したものである。1990年代後半、日本の金融システムは大転換を迎えた。すなわち、1997年末には山一証券、北海道拓殖銀行が破綻し、98年には新日本銀行法が施行された。また1998年には戦後最悪のマイナス成長を記録した。下巻では、このような展開を踏まえて、日本経済の長期停滞とその原因、金融監督政策の問題点、新日本銀行法下における金融政策の運営を中心に議論し、インフレ・ターゲティングの採用を提案している。

目次

第1章 はじめに
第2章 1990年代:空前の経済・金融危機
第3章 新しい金融監督と規制の枠組み
第4章 新しい日本銀行
第5章 インフレ・ターゲティング、流動性の罠、新しい日本銀行
第6章 日本の金融政策と中央銀行の課題

著者等紹介

伊藤隆敏[イトウタカトシ]
1950年生まれ。1979年Ph.D.(ハーバード大学)。現在、東京大学先端科学技術研究センター教授

カーギル,トーマス[カーギル,トーマス][Cargill,Thomas F.]
1942年生まれ。1965年Ph.D.(カリフォルニア大学デーヴィス校)。現在、ネバダ大学レノ校経済学部教授

ハッチソン,マイケル[ハッチソン,マイケル][Hutchison,Michael M.]
1953年生まれ。1983年Ph.D.(オレゴン大学)。現在、カリフォルニア大学サンタ・クルーズ校教授

北村行伸[キタムラユキノブ]
1956年生まれ。1981年慶応義塾大学経済学部卒業。1988年オックスフォード大学大学院修了(Ph.D.)。現在、一橋大学経済研究所教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。