モバイルパワーの衝撃―スマートフォン時代の事業モデル革命

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モバイルパワーの衝撃―スマートフォン時代の事業モデル革命

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492557044
  • NDC分類 694
  • Cコード C3034

内容説明

携帯電話はインターネットがもたらした数々の革命の上に、モバイルという特性を生かしたさらなる事業モデルの変革を実現しつつある。新たな胎動―社会を根底から変革するような大きなうねりが起きつつあるなかで、その一翼を担っているケータイ、スマートフォンにはどんなパワーがあるのか。原理原則に立ち戻ってもう一度考察し、携帯電話の持つパワーを探求した。

目次

実例にみる事業モデル革命の可能性
モバイルパワー(「個客の見える化」―ニーズの多様化にスピードと低コストで対応;「個客ニーズの顕在化」―ハイパーコミュニティが作り出す双方向の世界;「商品・サービスのマイクロ化」―進化した「量り売り」を実現する;「商品・サービス提供の適時化」―情報提供コストの大幅低下と好タイミングでの訴求;「商品・サービス提供チャネルのポータブル化」―インフラをケータイに収めて広がる事業モデル)
モバイルインフラが切り開く新しい世界

著者等紹介

辻村清行[ツジムラキヨユキ]
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ代表取締役副社長。マサチューセッツ工科大学経営大学院修士、東京工業大学大学院学術博士(Ph.D.、社会工学)取得。1975年東京工業大学大学院修士課程修了(電子物理工学専攻)、日本電信電話公社入社。1987年にNTTアメリカ(New York)担当部長となる。1990年より移動体通信事業部担当部長となり、携帯電話事業に取り組む。エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社(現在のエヌ・ティ・ティ・ドコモ)経営企画部経営企画担当部長、国際ビジネス部長を経て、2002年に取締役経営企画部長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

marsh

1
モバイルパワーを1本人性 2常時性 3位置の特定性 4ネットワーク性 5リアルへの拡張性 に整理しうえで、マクドナルド、クックパッド、、ローソン、イオン、東京海上日動、ジェイアール東日本などの具体例を示したため、モバイルが持つ生活やビジネス上の影響力が極めて解りやすく理解出来ます。特にゴルフ場到着と同時にゴルファー保険の勧誘があり契約が出来る仕組みの例はインパクトあり。残念ながらスマートフォンの具体例に言及出来ていないのが残念であり、当作品の限界と言えましょう。2012/03/17

トグサ

0
大量生産・大量消費の時代は、とっくに終わりを告げた。 その後、ネットでの口コミなど消費者の力が上がり、消費者、消費者に合わしたニーズにマッチした商品の売り方が必要だと叫ばれて久しい。 現実にこれに対応できた企業が、今後、生き残っていくのだろうが、これが難しい。 そういった個売を可能にしたのが、モバイルを活用し、「かざすクーポン」などで消費者の消費行動をリサーチし、その人に合わせたクーポンを配布し、それも後押しして、現在好調なマクドナルドだ。 他にも消費者個人をターゲットし、個売、場合によっては、“量り2012/08/23

Yutaro Hosokawa

0
モバイルの持つ可能性、そしてそれをどうビジネスにしていくかという事に関して整理された一冊。モバイルには①本人性②常時性③商品のマイクロ化④商品・サービス提供の適時化⑤提供チャネルのポータブル化という5つの特性がある。この特性を活かせば様々なサービスが可能になる。ドコモがこれからのモバイル市場を勝ち残れるかどうかのポイントが書かれていた。モバイルは大きな可能性を秘めていて沢山のサービスを生み出すことができるがユーザーが何を必要としているかを見極める事がとても難しいのではと感じた。2012/03/20

しまちゃん

0
ケータイ、スマートフォンというモバイル機器により情報通信の新たな革命がもたらされています。モバイル機器がなかった時代と何が変わり、何が起きているのか?モバイルの特性である 本人性、常時性、位置の特定性、ネットワーク性、リアルへの拡張性が、個客の見える化、個客ニーズの顕在化、商品・サービスのマイクロ化、商品・サービス提供の適時化、商品・サービス提供チャネルのポータブル化という五つのモバイルパワーを生み出しているようです。2012/06/30

Kosukekeke

0
インフラ会社になりたいのは分かるけど、もう一度端末分野でイノベーションを起こす気はないのでしょうか。メーカーに頼りすぎるから、サムスン等との合弁設立失敗したんじゃないの?という穿った見方をしてしまう。2012/03/18

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