福澤諭吉に学ぶ思考の技術

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福澤諭吉に学ぶ思考の技術

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492556863
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C3034

内容説明

なぜ、むだに長い会議が続くのか。なぜ、いつも議論が空回りするのか。その答えは、『文明論之概略』『学問のすゝめ』にあった。

目次

第1章 議論の本位を定める
第2章 一層高尚な視点から軽重を判断する
第3章 我が心をもって他人の身を制すべからず
第4章 惑溺するなかれ
第5章 臆断するなかれ
第6章 欠点主義・限界主義の戒め
第7章 極端主義の戒め
第8章 多事争論は自由の気風を生む
第9章 スピーチのすすめ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

17
「特定アジア」といわれる中・韓との問題は19世紀からあった。後に「脱亜論」となる社説が掲載されたのは1875年。その論旨は、開明を待つのは無駄、特別な配慮は不要、清・朝鮮の後進性とは謝絶というもの。「入欧」、つまり、わが国が西洋文明国から区別されるためには、論理的思考で長く墨守してきた習慣や伝統を打ち破る方法を身に付けることが必要。そのノウハウが「学問のすすめ」と「文明論之概略」。外部環境も含めこれらは今も全く色褪せない。というよりも、ロジカルシンキングへの取り組みにはまだまだ真剣さが足りない。2014/01/26

仮名

3
福沢諭吉の「学問のすすめ」「文明論之概略」を引用しながら、議論するうえで陥りやすい歪みに気をつけて、論理的な思考を学ぼうという本。「議論の本位を定める」「一層高尚な視点から判断する」「惑溺・臆断するなかれ」など、なるほどと思わされる話が多く、なかなかためになる。具体例が多いので読みやすいのもありがたい。現代にも通ずる啓発本を書いてた福沢諭吉は偉い人だったんだなあとあらためて思う。2012/06/21

よーこ

1
本一冊を通して当たり前のことを言っていた。論点をはっきりさせるべき、挑戦すべき、スピーチすべき。唯一学んだことは、私学というのは民間の視点から世界を変えようと思ってできた学校であるということ。天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず とは、官学と私学のどちらが上なんてことはないんだろうなと思った。また、頭を鍛えるということは本を読んで知識をいれつつもそれを人と話すことでアウトプットしなければいけないんだということも知った。2013/12/12

ハザマ

1
福沢諭吉の学問のすすめから論理的思考の技術を学ぶ。 議論の本位をみきわめるなど、具体的な事例を交えて説明するので読みやすかった。2011/08/04

口先男爵

1
仕事や日常生活の様々な局面で大いに活用したいと思います。書かれてある事は極めてまっとうな事ばかりだけど、大相撲等の具体例を挙げられると、如何に自分たちが出来ていないかを痛感しますな。2011/03/25

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