経営の力学―決断のための実感経営論

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経営の力学―決断のための実感経営論

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492501870
  • NDC分類 335.1
  • Cコード C3034

出版社内容情報

ロングセラー『経営を見る眼』の第2弾。前著は組織の構造・機能を読み解く入門書だったが、本書は組織に作用する力を読み解き、組織を動かす勘所を示す。伊丹流の経営の原理原則がわかる。

内容説明

力学の視点から現場の複雑な現実を読み解く。カネの論理、情報の論理、感情の論理が絡み合って生まれる「経営の力学」。この力学を見据えた上で、決断を行なうための1冊。

目次

力学という視点
第1部 組織と人間の力学(人は性善なれど弱し;構造が情報とパワーを歪める;現場と経営との距離;人を見る眼、人を育てる眼)
第2部 市場と戦略の力学(顧客インの技術アウト;人の行く裏に道あり花の山;神は細部に宿る;カニは甲羅よりも大きな穴を掘れ)
第3部 資本と社会の力学(資本市場と向き合う;M&Aの心理学;グローバルで、ボーダーフル;お天道様に恥じない経営)
第4部 経営改革の力学(歴史は跳ばない、しかし加速できる;「ここまでやるか」のつるべ打ち;改革リーダーの三つの方程式)
第5部 決断の哲学(決断の本質;跳躍の哲学;決断の器量)
経営の公理

著者等紹介

伊丹敬之[イタミヒロユキ]
1945年生まれ。一橋大学商学部卒業。カーネギー・メロン大学経営大学院博士課程修了(Ph.D.)。一橋大学大学院商学研究科教授を経て、東京理科大学総合科学技術経営研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

10
捨てる決断2ー1=3捨てる事により足りなくなった部分を埋めようと懸命に考えそこから何かが生まれる。加える決断2+1=1加える事により今までの2が怠慢になり更に1が加わる事により複雑になって成果が落ちる。経営改革とは無駄な資源を捨て新たな資源に入れる。そこから人にエネルギーだったり眠ってた能力が生まれる。人は、志の高さ、仕事場の大きさ、やり甲斐の大きさに応じて自分の器量を育てていく。企業は人の力学!凡庸な人は、指示をする。いい人は、説明をする。優れた人は、模範となり偉大な人は、心に火をつける。未来は人が創る2014/06/05

中島直人

6
多くの刺激が得られる本。私が印象に残ったのは下記。 人は性弱な存在。如何にinspires出来るかが経営者の器量。 器量は高い志と大きな仕事の場と深い思索で育まれる。 現場には、金と情報と感情が動いている。 経営にあたっては、自らの決断による作用の面と、それによる反作用の面の両方の力学を常に意識しておかねばならない。 加える決断より捨てる決断の方が、より大きな成果をもたらすことが多い。2014/12/29

Studies

2
読み物として面白い2021/03/15

飯田健雄

1
経営革新がいまくいかない理由を、この本はこう説く「日常業務が長期的改革を駆逐する」そして、この日常業務が中間管理職をして、経営者を守り抜くのである。そうだよな、日常業務が絶対的方向性になり、儀式化していく時、組織は腐っていくんだよな。教えられる本の一冊です。

Yohei

1
★★★★☆経営するとは、いったい何なのか? 35年の経営学者人生を送った著者が 決断にて生じる力学的なメカニズムがあるという着眼点が面白い。 単なるハウツー本とは一線を画す内容。 経営者として決断を下す場合、 組織的、社会的、環境的な力学の作用があるかを説明、 どのような意識で決断を下すのか示している。 迷った時に、逡巡し続けてはならない。 マネージャーは最後には独断で、道を決める必要がある。 たとえ論理的にはいくつかの道があり得ても、 多くの人の努力を集中させるためには、 一つの道を団子になって攻め続2010/06/03

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