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経済成長とモラル

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  • サイズ A5判/ページ数 366,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492443767
  • NDC分類 332.53
  • Cコード C3033

内容説明

本書は、現代を代表する経済学者のひとりであるベンジャミン・M・フリードマン教授(ハーバード大学)が、アメリカを中心とした世界各国の事例をもとに、経済成長と人々の社会のモラルとの関係を詳細に分析したものである。著者によればこの2つには正の相関関係があり、経済成長が国民の生活水準の向上をもたらすと、多様性の許容、階層間の流動性の上昇、公平性への指向、デモクラシーの重視といった社会的道徳心の向上がみられる。

目次

第1部 諸概念、その起源、およびその含意(経済成長とは何か、経済成長は何をもたらすのか;啓蒙主義とその淵源からの展望;進歩と反動―改革の時代から現代まで;所得の上昇、個人の態度、社会変化の政治学)
第2部 アメリカのデモクラシー(ホレイシオ・アルジャーからウィリアム・ジェニングズ・ブライアンまで;シオドア・ローズベルトからフランクリン・ローズベルトまで;極端な例外としての大恐慌;戦後期のアメリカ社会)
第3部 将来への展望(成長と環境;アメリカにおける経済政策と経済成長)

著者等紹介

フリードマン,ベンジャミン・M.[フリードマン,ベンジャミンM.][Friedman,Benjamin M.]
ハーバード大学教授。1944年ケンタッキー州に生まれる。ハーバード大学経済学部卒業後、英国ケンブリッジ大学で修士号、ハーバード大学で博士号を取得。1972年ハーバード大学経済学部助教授に就任。1980年より現職。マクロ経済学、とくに金融面を重視した研究業績で知られる。連邦準備制度のエコノミスト、全米経済研究所(NBER)の金融市場・貨幣的経済学の研究グループの世話役、経済学ハンドブック・シリーズの貨幣的経済論の巻の共編者等も務めた

地主敏樹[ジヌシトシキ]
神戸大学大学院経済学研究科教授。1959年生まれ。1981年神戸大学経済学部卒業。1989年ハーバード大学Ph.D.

重富公生[シゲトミキミオ]
神戸大学大学院経済学研究科教授。1959年生まれ。1982年慶應義塾大学経済学部卒業。1988年慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学

佐々木豊[ササキユタカ]
相愛大学人文学部教授。1959年生まれ。1983年慶應義塾大学文学部卒業。1991年慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。2005年ラトガーズ大学Ph.D.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

人生ゴルディアス

4
統計や調査による実証ではなく、アメリカ近現代史からの論証ともいうべきもので、というか結論は最初から金持ち喧嘩せず、貧すれば鈍するというスタンスなので、タイトルから想像される以上の何かが導かれるわけではない。しかもこれらの長々とした結論、経済が発展すれば民主的に~でさえ、うるせえ中国見ろで終わるので、本書は歴史に愛されなかった(原著は2005年)。国家や社会の発展に関してなにがしか普遍的なことを言おうとすると、常に現実の強いパンチが飛んでくる好例。アメリカ史として読むのなら良い本だったと思った。2023/07/23

メルセ・ひすい

3
15 ★5 経済成長と社会のモラルは正の相関関係がある!現代を代表する経済学者のひとりである著者が、アメリカを中心とした各国の事例をもとに、経済成長と人々の社会のモラルとの関係を詳細に分析。経済成長と社会的道徳心の観点から読み解かれた壮大なアメリカ史。2011/06/22

メルセ・ひすい

0
15-472011/08/17

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