秘密の国 オフショア市場

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  • サイズ A5判/ページ数 308,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492443453
  • NDC分類 338.9
  • Cコード C3033

内容説明

IBM、アップル、GE、BPなどの巨大多国籍企業は、租税回避のために移転価格という手段をどのように用いて、収益をオフショアにプール(蓄積)したのか。バークレイズ銀行、シティグループなどの金融機関は、どのような役割を果たしたのか。ミッタル・スチールが次々に買収に成功し、巨大鉄鋼企業になったのは秘密があるのか。エンロンなどの経済犯罪に、SPVはどのように使われていたのか。アルカイダのテロ活動を支える資金、犯罪組織のマネー・ロンダリング(資金洗浄)は、どのように行われていたのか。オフショア=タックスヘイブンを舞台に何が、どのように行われてきたのかを明らかにするビジネス・ノンフィクション。

目次

第1章 我々のオフショアという世界
第2章 オフショア企業
第3章 オフショアの内側
第4章 オフショアの自由、オンショアのコントロール
第5章 間奏―秘密の領域
第6章 オフショア・ヘイブンとオフショア・ヘル
第7章 オフショアの地政学
第8章 オフショアの崩壊

著者等紹介

ブリテェィン‐キャトリン,ウィリアム[ブリテェィンキャトリン,ウィリアム][Brittain‐Catlin,William]
BBCのプロデューサー兼企業調査会社クロール・アソシエイツの調査員。「湾岸戦争後のサダム・フセインの資金の流れ」「旧ソ連崩壊後の資金の流れ」「アルカイダ・マネー」などの調査に携わる。現在ロンドン在住

森谷博之[モリヤヒロユキ]
東京都生まれ。上智大学理工学部卒業。アフリカ開発銀行を経て、オックスフォードファイナンシャルエデュケーション設立。住商キャピタルマネジメント・チーフストラテジスト。MBA(ストラッスクライド大学)、金融経済学修士(ロンドン大学)

船見侑生[フナミユミ]
東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、翻訳家。MBA(ペンシルバニア大学)

長坂陽子[ナガサカヨウコ]
東京都生まれ。日本女子大学人間社会学部卒業、翻訳家

熊谷義彰[クマガイヨシアキ]
東京都生まれ。慶應義塾大学商学研究科博士課程単位修得退学(理学修士、商学修士)、早稲田大学教育・総合科学学術院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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takuya

0
⭐5 2回目読破。面白い。BBCのプロデューサー。【感想】税金払わず設備投資とかに回せるのは、強みやな。2012/08/19

complexmachine

0
読む前の想像と違い、「CIA秘録」や「フラット化する社会」のようなドキュメンタリー的作品でした。バブルや事件を語り、そこには必ずオフショアが関わってきた、というような構成。大企業が行なっている節税(?)の方法は非常に面白い。特に移転価格の所は勉強になった。欧米企業ばかりだったが、日本企業はオフショア市場をどの程度行なっているのか疑問におもった。最後に翻訳が悪いのか、理解に時間がかかる文章が多い。詩的な記述も多いのだけど、邪魔にしか感じられない。日本人が訳したとは思えない。2011/12/04

Yoshi

0
3.02010/06/16

ticktackfree

0
内容はいいけど翻訳が酷いので原書を読みたいです。。2010/10/22

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