内容説明
根拠のない悲観論でも、感情的脅威論でもない中国経済の変貌を正しく理解するための一冊。幅広い読者層をもつ「中国経済についてのベスト・サイト」を待望の書籍化。中国経済の底流を読む冷静な議論から、タイムリーな話題まで一挙掲載。
目次
第１章 中国脅威論に異議あり
第２章 脅威論を乗り越えるために
第３章 中国経済の実像と虚像
第４章 中国「新経済」の実情
第５章 急務となる中国の企業・金融改革
第６章 中国の経験から学ぶべきもの
第７章 日米中の三角貿易関係
第８章 人民元・円・ドルの三角関係
第９章 中国の台頭はアジア経済に何をもたらすか
第１０章 二一世紀の中国を読む
著者等紹介
関志雄［カンシユウ］
経済産業研究所上席研究員。１９５７年香港生まれ。香港中文大学卒、１９８６年東京大学大学院博士課程修了、経済学博士。香港上海銀行、野村総合研究所を経て、２００１年４月から現職。２００１年７月より「中国経済新論」というホームページを主宰し、日本の読者向けに中国経済全般について情報を発信している。「経済審議会」、「外国為替等審議会」など、政府の委員を歴任。著書に『円圏の経済学』（１９９６年度アジア・太平洋賞）など
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