内容説明
グローバル化により躍進する中国がアジアの産業地図を変えはじめた。日本企業のアジア戦略を左右する中国経済の現状と課題を探る。
目次
中国の改革・開放はどこまできたか
第1部 相互依存時代の中国とアジア(中国の台頭、変わるアジアの経済関係;グローバル化とスリーチャイナ;華南に集積する情報技術(IT)産業
中国自動車産業はどこに向かうか)
第2部 中国経済体制改革最後の課題(持続的成長の成否を担う三大改革;金融システム改革の進展と低迷;国有企業の株式会社化は成功するか;中国がアジアを変える)
著者等紹介
渡辺利夫[ワタナベトシオ]
1939年甲府市生まれ。1970年慶応義塾大学大学院博士課程修了。経済学博士。筑波大学教授、東京工業大学教授を経て、現在、拓殖大学国際開発学部教授・学部長。東京工業大学名誉教授。著書に、『成長のアジア 停滞のアジア』東洋経済新報社、1985年(吉野作造賞)、『西太平洋の時代』文芸春秋、1989年(アジア太平洋賞大賞)、『海の中国』弘文堂、2001年(岩崎育夫氏との共著)、他
向山英彦[ムコウヤマヒデヒコ]
1957年東京都生まれ。中央大学法学研究科博士後期課程中退。ニューヨーク大学修士。1992年よりさくら総合研究所勤務、現在、同環太平洋研究センター上席主任研究員。著書に、『アジアの経済発展と中小企業』日本評論社、1999年(共著)
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