内容説明
なぜ倒産させないのか、誰が責任をとるのか。“株式会社としての東京電力”という視点から明らかにする。
目次
第1章 原発事故でその正体をあらわす
第2章 地域独占企業としての電力会社
第3章 大企業体制の中枢
第4章 なぜ倒産させないのか?
第5章 国有化したらどうなるか?
第6章 「東京電力を解体して分割せよ」
第7章 経営者の責任
第8章 作られた神話―落ちた偶像
第9章 「巨大株式会社の時代」は終わった
第10章 企業改革法を!
著者等紹介
奥村宏[オクムラヒロシ]
1930年生まれ。新聞記者、研究所員、大学教授を経て、現在は会社学研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
燃えつきた棒
16
ど素人の僕などは、原発推進は国策だったのだから、原発事故の処理は、利益優先の一営利企業などに任せるのではなく、国自らが責任を持って当たるべきだと思うが、著者は東電のみならず巨大株式会社の解体を説く。 「原子力ムラ」、そこにあるのは、僕らが日本の現代史の中で嫌というほど見てきたお馴染みの「暗い絵」だ。 2016/04/12
Hiroki Nishizumi
3
東電たたきで終わってはいけない、日本における法人資本主義のあり方を見直すべきとの論調に賛同。東電は特殊な例ではなく日本企業の典型だと感じる。そして事故がなければその実態が表に出ることもなかった。2018/09/04
かやん
2
内容が薄かったかな。週刊誌のコピペは信憑性があるのかいなか。 所詮上が変わらなきゃってこと。でも変えたいと思う人はいないでしょう。 じゃあどうすればいいのでしょう。一般庶民は・・・2013/09/30
Hiroki Nishizumi
2
東電の今後についての各論ではなく、巨大株式会社の時代が終わりつつあるとの総論。著者得意の法人資本主義の矛盾指摘は納得出来るが、来るべきスキームについての描写が力不足。評価D2012/08/13
horabook
2
★:全く読むに値しない。事実認識も主張も浅すぎる。2012/05/27