伝説の教授に学べ!―本当の経済学がわかる本

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伝説の教授に学べ!―本当の経済学がわかる本

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492395332
  • NDC分類 331
  • Cコード C3033

出版社内容情報

伝説の教授 日銀総裁を叱る!
白川君、間違った金融政策が国民を苦しめていることを自覚してください
 本書は、経済評論家の勝間和代氏が、イェール大学教授浜田宏一先生から経済学の特別講義を受けたときの模様を収録した講義録です。

浜田先生は、日本経済が長期にわたるデフレ不況から抜け出せず、多くの国民が苦境にあえいでいる現状を、心から憂えています。そして、その真の原因は日本銀行の間違った金融政策であると指摘しています。

これを何とかただすべきだという強い思いに駆られ、浜田先生は、かつての教え子である白川方明・日本銀行総裁に対して警告と助言を与える公開書簡を執筆しました。書簡全文は、『伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本』に収録されています。

内容説明

勝間和代が本気で勉強したかったとても大切なこと。誰がデフレ不況を長引かせているのか。浜田教授による「白川日銀総裁への公開書簡」収録。

目次

第1章 デフレって何だろう
第2章 こうすればデフレは止められる
第3章 なぜインフレターゲットが必要なのか
第4章 「伝説の教授」はこうして経済学を学んだ
第5章 歴史に学ぶ「反デフレ」の闘い―大不況・昭和恐慌の教訓
第6章 デフレ脱却後、日本経済はこうなる
終章 これが「本当の経済学」だ!

著者等紹介

浜田宏一[ハマダコウイチ]
イェール大学経済学部タンテックス教授。1936年生まれ。東京大学法学部・経済学部卒業。イェール大学大学院経済学博士課程修了(Ph.D.)。東京大学助教授・教授等を経て現職。この間、マサチューセッツ工科大学客員研究員、ロンドン大学(LSE)客員講師、シカゴ大学客員教授等を歴任。2001~03年には内閣府経済社会総合研究所所長を務め、「良いデフレ論」を批判。1994~95年理論・計量経済学会(現・日本経済学会)会長。2003~04年法と経済学会初代会長

若田部昌澄[ワカタベマサズミ]
早稲田大学政治経済学術院教授。1965年生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。早稲田大学大学院経済学研究科、トロント大学経済学大学院博士課程単位取得退学。早稲田大学政治経済学部助手・助教授等を経て現職。この間、ケンブリッジ大学客員研究員、ジョージ・メイスン大学客員研究員等を歴任

勝間和代[カツマカズヨ]
経済評論家。1968年生まれ。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得、大学在学中から監査法人に勤務。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。現在、株式会社監査と分析代表取締役、内閣府男女共同参画会議議員、中央大学ビジネススクール客員教授として活躍中。『ウォール・ストリート・ジャーナル』「世界の最も注目すべき女性50人」選出。エイボン女性大賞(史上最年少)。第1回ベストマザー賞(経済部門)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

203
アベノミクスに期待感が高かったのにはそういうデフレに対する嫌悪感が強かった勢力が多かったんだろうなと思う。またこのメンバーでの最新の本を出して欲しいなと思った。経済って難しい。誰もが持ってる前提条件ですら異なりそうだし。2020/12/31

かわうそ

35
輸入デフレ論は論外。なぜなら、もしも安い輸入品によってデフレが起こるとすれば、世界中がデフレでなければ辻褄が合わない。しかし、(この当時)世界を見渡してみるとデフレの状態なのは日本だけであった。短期国債を買ってもあまり意味がなく、長期国債でなければ意味がない。さらに長期国債でも返済間近では効果はよく出ない。日銀は短資会社の利益のためにデフレを維持しているのではないかと勘繰りたくなる。日銀法改正によって日銀の独立が強調されたのが最悪の事態を招いたと言われても仕方がない。2022/10/23

メタボン

8
☆☆☆ リフレ派の論旨の根拠となる経済学の考え方がわかりやすく解説されている。アベノミクスが始まり1年半、デフレ脱却の兆しが見え始めた。今では失われた20年は日銀の失敗が一因となっているということが浸透してきたと思う。2014/04/22

Humbaba

4
一昔前は,よいデフレ,という言葉もあった.しかし,デフレが続いている現在では,そのような言葉は殆ど聞かれなくなった.デフレの一番の問題は,経済が成長しなくなってしまうことである.日本だけがそのような状態に陥ってしまっているため,大きな改革が必要になる.2010/12/15

takizawa

4
2010年6月段階での現状認識に基づいて対談が行われているので賞味期限は短めだと思う。ただ,昨今の金融政策の意味を理解するには役立つ本。主張の根幹はデフレ脱却をめざし,安定的なインフレ率に戻すためのリフレ政策が必要だということ。インフレターゲットの導入により日銀に遂行責任を持たせるのも一考。短い頁数の中で,経済学者としての思いや歴史からの知見など,政策提言にとどまらず幅広く議論を展開しているので知的好奇心も満たされます。2010/10/09

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