デフレから復活へ―「出口」は近いのか

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デフレから復活へ―「出口」は近いのか

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492394489
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C3033

内容説明

本書は、「失われた十年」に焦点を当てて、その分析と処方箋を書く作業をしているが、画期的な貢献を目指すというものではない。本書の目標はもう少し控えめで、一九九〇年以降の日本経済について、最近の学界の分析、政策担当者の実践の中で何がわかったか、学者や政策担当者が考えた、あるいは実践した処方箋にはどのようなものがあるか、ということを、わかりやすく紹介しよう、というものである。

目次

序章 停滞脱出は近いのか
第1章 デフレ脱却の条件(デフレは何をもたらすのか;デフレ脱却は近いのか;福井体制でデフレ脱却は可能か;本格的なデフレ脱却には何が必要か;物価水準目標政策への反対論に答える;「出口」で何をすべきか)
第2章 一九九〇年代の日本経済(スイス一国分が消えた;いかにしてデフレに陥ったのか;経済政策は適切であったか;為替政策はどうあるべきか)
第3章 金融システム安定化に向けて(一九九〇年代に何が起きたのか;残された問題は何か;ナロー・バンク導入のすすめ;公的金融の改革)
第4章 持続的成長に必要な構造改革(財政再建の進め方;年金改革―払い損にならない仕組みを;自由貿易協定(FTA)―乗り遅れる代償は大きい)
終章 日本の経験に学ぶ

著者等紹介

伊藤隆敏[イトウタカトシ]
1950年生まれ。75年一橋大学経済学研究科修士課程修了。79年ハーバード大学大学院経済研究科博士課程修了(Ph.D.取得)。ミネソタ大学経済学部准教授、一橋大学経済研究所教授、IMF調査局シニア・アドバイザー、大蔵省副財務官等を経て、東京大学大学院経済学研究科(兼)東京大学公共政策大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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