内容説明
本書は、童話「アリとキリギリス」を、日本経済を生きる私たちになぞらえて、いま日本経済が不景気である本当の理由や、これから日本経済はどうすればよくなるかを、わかりやすく解き明かそうとした本である。経済の知識はほとんどなくても読めるように、童話の絵本仕立てにした。
目次
第1章 昆虫村のくらし―経済のしくみ
第2章 キリ太さん、土地を買う―バブルの形成と崩壊
第3章 コガネゴンさん、苦労する―銀行の貸し渋りと金融危機
第4章 キリ蔵村長、道路を作る―無駄な公共投資・補助金と国債の大量発行
第5章 アリ男さん、卒業論文を書く―デフレの原因
第6章 アリ子さん、ついに失業する―「超氷河期」と若者の就職難
第7章 キリ太さん、スーパーを再開する―明るい日本の将来とは
著者等紹介
土居丈朗[ドイタケロウ]
1970年奈良県に生まれる。1993年大阪大学経済学部卒業。1999年東京大学経済学博士。現在、慶応義塾大学経済学部助教授(客員)。財務省財務総合政策研究所主任研究官
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Honhonhon
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さくっと読めるし、わかりやすい! でも、日本経済に興味ない子どもには、わざと言い換えてる状況を理解できないと思います。2015/03/04
キキ
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とてもわかりやすい!子供だけでなく、大人にも読んで欲しい。2011/11/23
seiryu
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童話「アリとキリギリス」をモチーフに日本経済をわかりやすく絵本仕立てにした本。超わかりやすくてイメージできた。2010/10/18
yk_tani
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昆虫村を舞台に、アリや、キリギリス、コガネムシなどのキャラクターがここ20年ほどの日本経済の縮図のなかで生活する。絵本ではあるが内容もあって良かった。2009/08/27