ダグラス・ノース 制度原論

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ダグラス・ノース 制度原論

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  • サイズ A5判/ページ数 286,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492314746
  • NDC分類 331.76
  • Cコード C3033

出版社内容情報

『なぜ国家は衰退するのか』『劣化国家』など、現代世界を読み解くベストセラーの原点。制度論の大家による人類と経済の成長論

不穏な世界を読み解くのに欠かせない視座を提供!

・経済変化の本質は何か?
・制度はどう進化するのか?
・何が成長と衰退を分けるのか?

制度的視点から歴史を考察し、現代の世界経済秩序を読む。

アセモグル、ロビンソン、フクヤマ、ファーガソン、ロドリック・・・
知的論客たちの主張に多大な影響を与えているノース教授の制度論。

・経済変化のプロセスを見極める。
・人間の学習プロセスを注視する。
・経済変化のよりよいモデル化に貢献する。

この3点を主眼に置いて、ノーベル賞経済学者が持論を展開。
いまなお進化を続ける制度分析のフロンティアを知る一冊。

第1章 経済変化の過程の概略

第1部 経済変化の理解に関する諸問題

第2章 非エルゴード的世界における不確実性
第3章 信念体系、文化、認知科学
第4章 意識と人間の志向性
第5章 人間が構築する足場
第6章 ここまでの棚卸し

第2部 その先にあるもの

第7章 進化する人為的環境
第8章 秩序と無秩序の原因
第9章 正しい理解、誤った理解
第10章 西洋世界の勃興
第11章 ソビエト連邦の盛衰
第12章 経済成果の改善
第13章 私たちはどこへ向かうのか?

【著者紹介】
ダグラス・C・ノース
ノーベル経済学賞受賞経済学者
1920年生まれ。2015年没。ロナルド・コース、オリバー・ウィリアムソンと並ぶ新制度派の経済学者。経済史の分野に経済理論や数量分析を導入した功績により、1993年にノーベル経済学賞を受賞。経済学に絶大な影響を与えてきた。
主な著書に『西欧世界の勃興』(ミネルヴァ書房、2014年、共著)、『制度・制度変化・経済変化』(晃洋書房、1994年)、『経済史の構造と変化』(日経BP社、2013年)など。

内容説明

人類は停滞の歴史から脱け出せるのか?経済学に絶大な影響を与えた権威、ノース教授の最後の提言。主流派経済学では捉えきれなかった経済変化の過程に迫る、画期的研究!経済変化の本質を理解する。

目次

経済変化の過程の概略
第1部 経済変化の理解に関する諸問題(非エルゴード的世界における不確実性;信念体系、文化、認知科学;意識と人間の志向性;人間が構築する足場;ここまでの棚卸し)
第2部 その先にあるもの(進化する人為的環境;秩序と無秩序の原因;正しい理解、誤った理解;西洋世界の勃興;ソビエト連邦の盛衰;経済成果の改善;私たちはどこへ向かうのか?)

著者等紹介

ノース,ダグラス・C.[ノース,ダグラスC.] [North,Douglass C.]
1920年生まれ。2015年没。ロナルド・コース、オリバー・ウィリアムソンと並ぶ新制度派の経済学者。経済史の分野に経済理論や数量分析を導入した功績により、1993年にノーベル経済学賞を受賞。経済学に絶大な影響を与えてきた

瀧澤弘和[タキザワヒロカズ]
中央大学経済学部教授。1992年法政大学経済学部卒業、1997年東京大学大学院経済学研究科博士課程満期退学。東洋大学専任講師、同助教授、経済産業研究所フェロー、多摩大学准教授、中央大学准教授などを経て2010年より現職

中林真幸[ナカバヤシマサキ]
東京大学社会科学研究所教授。1993年東京大学文学部卒業。1998年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。大阪大学大学院経済学研究科准教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

33
2005年初出。私たちが注目するのは、学習。何が学習され、それがいかにして社会のメンバーの間で共有されるのか、信念と選好が変化する増分的過程、信念と選好が時間を通じて経済の成果を決定する仕方(ⅲ頁~)。生活をよりうまくコントロールしようとするやむことのない努力に関する研究(3頁)。学習がどのように心の中で起こるのかを知ることは、人間が不確実性に対処する仕方を理解するために不可欠(23頁)。学習は、感覚が受け取った多様なシグナルを解釈する構造の発達を必然的に伴う(39頁)。2017/10/08

抹茶ケーキ

2
経済と制度について。前半では、制度の成立・持続・消滅は伝統的な合理人モデルでは説明できず、信念、意識、志向性などの「ソフト」な要因を含めて考えなければならないってことを主張して、後半ではその考えを実際の経済制度の変化に適合して分析してる。非合理的な思考が制度の成立にかかわっているってことは、社会学とか文化人類学では何十年も前から言われていることだしその点については特に感銘は受けなかった。ただこれまでよりも精緻なモデルを作ることができるのであれば、きっとすごく価値のあることになるんだろうなとは思った。2016/09/03

hurosinki

1
とっちらかってて読みづらいという印象。2、3、4章あたりは読み飛ばしてもいいかもしれない。通時的な経済変化(≒政治・経済制度とその実効化の度合いの変化)の過程はその社会が以前辿った経路に依存せざるを得ないという主張がメイン。この経路依存性の要因の一つには、制度変化によって不利益を被る組織の抵抗がある。加えて制度を変更しうる意思決定者は制度(と社会秩序)によって限定されていること、意思決定者の信念(予測・期待)が意図的であるにも関わらず、その形成過程が制度や文化的遺産に拘束されていることが挙げられる。2020/05/05

鏡裕之

1
制度が経済発展においていかに重要かを解きあかしたダグラス・ノース。その遺作。それ以外の価値はなし。出涸らし。「制度原論」というタイトルはかなりタイトル詐称。まともに購入すると、ただ金を失うだけになる。2016/04/24

O. M.

0
新制度経済学の研究書。訳が硬いのか読み出しは難しかったですが、読み進めるに従い、内容の重要性と思索の深さに震えました(原著は2005年だという。知らずに過ごしてきたのが恥ずかしい・・・)。国ごとの経済成長の違いに与える制度の影響、制度が形成される背景など、特に海外・異文化で仕事をされている読者には得るところが多いと思います。今後も制度の深遠な理論を解明するのはとても大変そうですが、こうした研究は極めて重要ですね。じっくり時間をかけて精読したい本です。2019/08/04

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