アイデンティティ経済学

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  • サイズ B6判/ページ数 200,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492314142
  • NDC分類 331
  • Cコード C3033

内容説明

本書はアイデンティティ経済学の入門書だ。アイデンティティ経済学を最も単純な方法で紹介するのが目的だった。アイデンティティ経済学の将来については、数々の理由から楽観視している。典型的な入門書は、新しい世界を開いてくれる。この入門書で、これから勉強すべき世界が開かれるだろう。

目次

第1部 経済学とアイデンティティ(はじめに;アイデンティティ経済学;ロゼッタストーン;今日の経済学での位置づけ)
第2部 仕事と学校(アイデンティティと組織の経済学;アイデンティティと教育経済学)
第3部 性別と人種(性別と仕事;人種とマイノリティの貧困)
第4部 今後の展望(アイデンティティ経済学と経済学の方法論;結論、そしてアイデンティティが経済学を変える五つのやり方)

著者等紹介

アカロフ,ジョージ・A.[アカロフ,ジョージA.][Akerlof,George A.]
カリフォルニア大学バークレー校コシュランド経済学教授。2001年ノーベル経済学賞受賞

クラントン,レイチェル・E.[クラントン,レイチェルE.][Kranton,Rachel E.]
デューク大学経済学部教授

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年東京生まれ。東京大学工学系研究科都市工学科修士課程修了。マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務するかたわら、科学、文化、経済からコンピュータまで、広範な分野での翻訳と執筆活動を行う

守岡桜[モリオカサクラ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koichiro Minematsu

41
本著は2001年ノーベル経済学賞受賞のジョージ・アカロフ氏が、10年後に執筆した本。アイデンティティは個人の態度に直接影響を与える。という観点で経済学を論じる。アイデンティティの選択が経済にも大きな効果をもたらしている。面白い本でした。2020/02/01

NORI

3
アイデンティティ経済学に効用関数を用いた入門書的な本です!社会的カテゴリーは少し面白かったです。2016/02/07

GASHOW

2
アイデンティティという言葉への期待が高く、情報経済でなんかすごそうなことがわかるのではないか楽しみでした。マーケティングにあるターゲティング母集団の行動傾向のような、アイデンティティの違いがあるがそれをどうこうするものはないようで、あまりはいってこなかった。2018/07/09

Józef Klemens Piłsudski

2
経済学をすでにある程度勉強した人にとっては、訳者解説のアイデンティティ効用に対する批判をどれだけ先読みできたかが重要なのではないだろうか2012/08/27

Oezy_k

2
著者の経済学史観からくる経済学方法論論や、これまで経済学で説明が難しかった事象が説明可能になったように見えることは、経済学をやっている僕にとってはとても面白かった。だが、経済学以外の分野の人にも面白さが伝わるように書かれている本ではないと感じた。「仮定と結論の間の適切な距離」が担保されておらず、結論に驚くべきところがあまりないからだ。なので、そういう方は「経済学ってこんなことやってるんだー」というくらいのものとして読んでいただきたい。2012/08/22

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