障害を問い直す

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  • サイズ B6判/ページ数 400,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492314128
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C3033

目次

社会の中の障害者―なぜ、「障害」を問い直さなければならないのか?
顔の異形は「障害」である―障害差別禁止法の制定に向けて
障害女性の貧困から見えるもの
きょうだい―文化と障害
障害者制度改革の取組み―日本の障害者制度の課題
「ふつう」の人の国の障害者就労
知的障害の歴史―イギリスと日本の事例
障害者は「完全な市民」になりえるか?
ディスアビリティ経験と公/私の区分
差別禁止法における障害の定義―なぜ社会モデルに基づくべきか
障害等級を定めることの困難性
「障害を定義する」ということ
盲ろう者と障害学

著者等紹介

松井彰彦[マツイアキヒコ]
東京大学大学院経済学研究科教授。東京大学経済学部卒業。ノースウェスタン大学M.E.D.S.にてPh.D.(Managerial economics and decision sciences)取得。ペンシルバニア大学経済学部助教授、筑波大学社会工学系助教授を経て現職。主な研究分野は理論経済学、ゲーム理論、障害と経済の理論。著書に『慣習と規範の経済学』(東洋経済新報社、2002年、第46回日経・経済図書文化賞受賞)など。エコノメトリック・ソサエティ、フェロー(終身特別会員)、理事

川島聡[カワシマサトシ]
東京大学大学院経済学研究科特任研究員。新潟大学大学院現代社会文化研究科修了。博士(法学)。内閣府障がい者制度改革推進会議・差別禁止部会構成員。ハーバード・ロースクール客員研究員。主な研究分野は国際人権法、ディスアビリティ法

長瀬修[ナガセオサム]
東京大学大学院経済学研究科特任准教授。上智大学外国語学部卒業。Institute of Social Studies(オランダ)にて修士号取得。青年海外協力隊(ケニア)、八代英太参議院議員秘書、国連職員(オーストリア、米国)、東京大学先端科学技術研究センター特任助教授等を経て現職。インクルージョン・インターナショナル(国際育成会連盟)理事、内閣府障がい者制度改革推進会議構成員。主な研究分野は障害学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りやうくわん

1
長らく「障害」は機能障害として捉えられてきたが、「障害」とは機能障害と社会の相互作用で生じる障壁であるとする社会モデルの誕生によって「障害」の概念が変化したことが、具体的な事例と共に各論者によってまず論じられる。後半では、そもそも「障害」とはなにか、社会はどういうことが「できない」のか論じられる。障害等級の線引きの困難さをアローの定理やドウォーキンの議論に引きつけて論じた10章、「障害」「障害者」を定義することの問題をフレーム問題や再帰性の問題として論じた11章が全体の緊張感を高めている。2011/08/04

0
興味がない人に読んで欲しい感じがした。結構わかりやすく書かれているので引用元を知らなくても深く読み込むのでなければ読み進められる。引用元が気になる。2014/01/02

0
難しかったので、後にもう一度読み返そうと思う。2013/06/17

Shingo Hino

0
障害学という学問と、障害についての諸知識、周辺問題や社会モデルによる定義など勉強になる事が多かった後半〜難しくなり苦労した。福島先生の言葉もみにしみた。2012/01/31

sutekibito

0
学ぶことがあったが、後半読むのに苦労した。2012/01/13

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