世代間衡平性の論理と倫理

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  • サイズ A5判/ページ数 370p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492313695
  • NDC分類 331.74
  • Cコード C3033

内容説明

地球規模の環境問題から世代間の相互扶助の問題に到るまで、世代間衡平性の問題を経済学、倫理学、法哲学の観点から総合的に検討する。

目次

世代間衡平性の厚生経済学
世代間衡平性への公理主義的アプローチ
重複世代経済における衡平性と効率性
ロールズの正義論の射程距離―アロー=ダスグプタ経済におけるマキシミン経路の特徴づけ
地球温暖化の厚生経済学
負の公共財排出を伴う超長期的な世代間資源配分
利他的重複世代経済における環境質の動学
GHG排出権取引実験―責任制度の役割
創設期の厚生経済学と将来世代―マーシャルとイギリス・ケンブリッジ
将来世代への配慮の道徳的基礎―持続可能性・権利・公正
未来世代への道徳的義務の性質
共通善・時間・責任―地球温暖化問題の世代間倫理のために
世代間正義の原理とその制定手続き―ロールズ社会契約論再考

著者等紹介

鈴村興太郎[スズムラコウタロウ]
1944年愛知県生まれ。1971年一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。1980年一橋大学経済学博士。一橋大学経済研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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