流動性の経済学―金融市場への新たな視点

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  • サイズ A5判/ページ数 253p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492313084
  • NDC分類 338.1
  • Cコード C3033

出版社内容情報

研究者は流動性をめぐる経済問題に真剣に取り組み始め、現実社会でも流動性問題が起因して生じた。本書は、未整理の課題に対する理論的・実証的研究成果である。

内容説明

「流動性」が引き起こすさまざまな理論的・現実的問題を丹念に解明。

目次

流動性の経済学について
第1部 流動性需要と過剰流動性:理論的な側面(企業における流動性需要発生のメカニズム;流動性市場における企業部門の役割;流動性とマクロ経済変動)
第2部 流動性需要の応用と実証(企業の流動性保有行動とマクロ経済への影響;流動性需要と資産価格形成:わが国の定期的決済慣行における検証;流動性資産と企業行動:時系列データによる分析)
第3部 市場流動性と資産価格(マーケット・マイクロストラクチャーと流動性;国債の価格形成とコンビーニエンス:1990年代後半の日本国債のケース;円ドル市場における需給要因について:ポートフォリオバランス・モデルに基づく分析)

著者等紹介

斉藤誠[サイトウマコト]
一橋大学大学院経済研究科教授。1960年生まれ。83年京都大学経済学部卒業。92年マサチューセッツ工科大学大学院経済学博士課程修了、Ph.D.取得。ブリティッシュ・コロンビア大学経済学部助教授、京都大学経済学部助教授、大阪大学大学院経済学研究科助教授等を経て、2001年より現職。著書に『金融技術の考え方・使い方』(有斐閣、2000年、日経・経済図書文化賞受賞)等

柳川範之[ヤナガワノリユキ]
東京大学大学院経済学研究科助教授。1963年生まれ。93年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。慶応義塾大学経済学部専任講師等を経て、96年より現職。著書に『会社法の経済学』(共編、東京大学出版会、1998年、日経・経済図書文化賞受賞)等
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