市場像の系譜学―「経済計算論争」をめぐるヴィジョン

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市場像の系譜学―「経済計算論争」をめぐるヴィジョン

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  • サイズ A5判/ページ数 281p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492312230
  • NDC分類 331.845
  • Cコード C3033

出版社内容情報

中央集権的計画経済の存立可能性をめぐる1920年代の、ミーゼス、ランゲ、ポランニーらの「社会主義論争」を振り返り、その含意から新たな市場経済像を導き出す。

内容説明

本書は、社会主義経済の存立可能性をめぐって行なわれた「計算論争」の再考察をつうじて、経済理論の歴史性に焦点をあて様々な市場像を浮かびあがらせ、そのなかから新たな市場のヴィジョンを提示したものである。

目次

序 ヴィジョンとしての市場像
論争の序曲
計画経済の論理的不可能性から実行不可能性へ
道具的で機械的な市場像
ライバル競争的で分散的な市場像
分権的社会主義論の模索
マクロ動態的市場像
市場=ルール・計画=指令の二分法を超えて
補論 自己組織的な市場像