労働市場改革の経済学―正社員「保護主義」の終わり

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労働市場改革の経済学―正社員「保護主義」の終わり

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  • サイズ B6判/ページ数 272p
  • 商品コード 9784492260975
  • NDC分類 366.21
  • Cコード C3033

内容説明

派遣労働や有期雇用への規制強化論では、それによって雇用機会が減少し、正社員になれるどころか、非正社員の仕事も失われるという失業リスクは、なぜかほとんど考慮されていない。派遣社員を含めた非正規労働者にとって大事なことは、その働き方自体を否定されるのではなく、より良い働き方への改善を図るための制度・規制の改革である。

目次

序章 労・労対立―古くて新しい問題
第1章 なぜ今、労働市場の改革が必要なのか―環境変化への対応
第2章 非正社員問題とは何か―同一労働・同一賃金の徹底を
第3章 派遣労働禁止では誰も救われない―派遣労働者保護法への転換を
第4章 日本的雇用慣行の光と影―低成長時代への対応
第5章 こうすれば少子化は止められる―男女双方の働き方の改革を
第6章 男女共同参画とワーク・ライフ・バランス―最大の障害は日本的雇用慣行
第7章 エイジフリー社会実現に向けて―高齢者に「中間的」な働き方を
第8章 非正社員重視のセーフティ・ネット改革―雇用保険を医療保険型に
第8章 公共職業安定所と労働行政の改革―労働行政にも「選択と集中」を

著者等紹介

八代尚宏[ヤシロナオヒロ]
1946年生まれ。国際基督教大学教養学部、東京大学経済学部卒業。経済学博士(メリーランド大学)。経済企画庁、OECD経済統計局、上智大学国際関係研究所教授、日本経済研究センター理事長等を経て、2005年より国際基督教大学教養学部教授。2006~08年経済財政諮問会議議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

75
すべての雇用問題は「長期雇用、年功賃金、企業別組合」に行きつく。そこを変えなければすべての改革は小手先で終わるとバッサリ。その通りすぎるほどその通りなんだけど、法律や就業規則とかを変えれば良いかと言えば、それだけということではないと思う。そもそも「食える産業」は何か?その産業に入り込むためにはどういう教育や職業訓練を受ければ良いかということも言及してほしかった。個人的に八代先生が好きなので、もっともっと研究を深めてもらいたい。2016/07/04

りょうみや

3
日本の正社員保護中心の雇用制度は高度成長期・人口増加期には適していたが、今の停滞期には合っていない、派遣社員との不平等、男女間の差別、少子化、長時間労働などの問題の元凶となっている、廃止して同一労働同一賃金制度の導入を、いう内容。個人的には目新しい主張はないが、この問題に関してよくまとまっていてロジックが分かりやすい。 ちょうど政治でも同一労働同一賃金は議論されている。私も正社員なので不利になることもあるかもしれないが、ぜひ日本の将来のために骨抜きな制度にならず導入されてほしいもの。2016/08/22

すのす

2
日本的雇用慣行は、高度経済成長期にはうまく機能してたけど、現代では機能不全を起し、弊害が少子化や男女共同参画、非正規雇用問題等へとつながっている、ではどう対処すべきか、という本。薄く広くだけど、さわりという意味でいいと思う。法制度ならまだしも、慣行を変えていくには社会にどう働きかけていったらいいんだろうか。2013/06/02

niomoc

2
日本的雇用慣行に問題があるということは既に認識している自分からすると、著者の主張がまとまっているという点以外ではあんまりおもしろくなかった。個人的には各章ごとのテーマ(少子化対策とか)をもっと掘り下げて1冊の内容にしてくれたらいいのにと思った。2010/01/12

やし

2
著者の主張は以前から明快。現在の労働市場の諸問題を評論しているけれど、一言でいうならば、「同一労働同一賃金+労働市場流動化」を目指すということのようです。対極的に見える、民主連立政権下での派遣労働禁止も長期的には正規雇用の所得水準降下をもたらすわけで、手法は違えど、所得という観点からの結論は似ているのかも。2010/01/08

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