出版社内容情報
海外日本企業における中堅層の育成・活用は、どのように行われているのか。それは収益を向上させているのか。米・欧・タイの現地工場でのていねいな聞きとり調査によって解明する。
内容説明
日本企業の仕事方式は海外でも通用するのか。生産ラインの設計とその構築の担当者に焦点を当て、米・英・タイの日本企業の事業所を比較調査。
目次
第1章 問題と方法
第2章 統計による国際比較、戦前の事例
第3章 海外日本企業についての研究―自動車産業を中心に
第4章 生産技術者と製造技術者―日本の職場で
第5章 アメリカの日本企業―NUMMI
第6章 イギリスの日本企業―トヨタ英工場
第7章 タイの日本企業―トヨタ・タイ工場
第8章 結論と含意
著者等紹介
小池和男[コイケカズオ]
1932年新潟市生まれ。1955年東京大学教養学部卒業。同大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学、法政大学、名古屋大学、京都大学、スタンフォード大学、法政大学、東海学園大学、法政大学勤務をへて、法政大学名誉教授。紫綬褒章(1996年)。専攻は労働経済学。著書『職場の労働組合と参加―労資関係の日米比較』(東洋経済新報社、1977年、エコノミスト賞、労働図書賞)、『中小企業の熟練』(同文舘出版、1981年、中小企業研究賞)、『労働者の経営参加』(日本評論社、1978年、サントリー学芸賞)、『人材形成の国際比較―東南アジアと日本』(猪木武徳氏と共編、東洋経済新報社、1987年、沖永賞、大平記念賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。