日本型「成果主義」の可能性

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492260746
  • NDC分類 336.4
  • Cコード C3034

出版社内容情報

年功序列には戻れない今、どう成果主義を取り入れればいいのか。現状・問題点から導入方法まで、すべてがこの1冊に!

内容説明

年功序列には戻れない今、どう成果主義を取り戻せばいいのか。現状。問題点から導入方法まで、すべてがこの1冊に。

目次

第1章 年功序列制度とは何だったのか(年功序列制度にも「競争」はあった;年功序列制度が日本の発展を支えてきた ほか)
第2章 成果主義の現状(年功序列制度という「ユートピア」が崩壊した;「いかに組織を大きくするか」から「いかに組織を削るか」へ ほか)
第3章 なぜ成果主義が機能しないのか(現場の本音;ボーナスの支給額が決まる二つのプロセス ほか)
第4章 日本型「成果主義」はどうあるべきか(避けては通れない管理職問題;管理職ポストの見直し ほか)
第5章 成果主義がもたらすもの(成果主義は万能ではない;制度としては年功序列のほうが優れている ほか)

著者等紹介

城繁幸[ジョウシゲユキ]
1973年、山口県生まれ。東京大学法学部卒業後、富士通入社。以後人事部にて、新人事制度導入直後からその運営に携わる。同社との隆盛と凋落を経験する過程で、成果主義のさまざまな問題点、人事の腐敗を目の当たりにする。その経験を踏まえて記した初の著書『内側から見た富士通―「成果主義」の崩壊』(光文社)は大ベストセラーに。本書が第二作目となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

8
目標管理制度は、目標が数値化できハードルが同じ高さで現状にマッチしている。評価の際、達成度だけで絶対評価が可能だが不可能だと判断したら絶対評価へ猪突猛進し会社の成果に対しではなく、成果を出せない行動も含まれる。短期的な目標に偏るので明確にトップは5年10年後の目標を作り共有する。。ある一定以上の管理者に目標数値化をさせしたはそれに沿った動きで評価する。一定管理者になるまで年功序列にして、目標達成出来なかった管理者に対し厳しく責任を問い更迭させる逆に良い成果を出したら大きく報いる。強みに焦点を当てる2014/09/02

しょうねん

1
「成果主義」と「年功序列制度」を対比しつつ、現在(といっても2008年当時)の成果主義の問題点・改善すべきを述べている。日本において成果主義が成功するためには、「管理職のあり方」を見直すべき、という内容。 来年から社会人として働く身として、企業の現状や、先輩・上司達がどういった環境で働いてきたのかということを知る機会になったと思います(どの程度この本と合致するかはわかりませんが)。「管理職」がキーポイントになるということはあまり想定していなかったので、新たな視点を与えてくれる一冊でした。2016/10/01

おとなり

1
うーんこれ読んでも可能性どころか「成果主義も年功序列もダメだけど、前者を選ぶしかない」という話だなあ。現代日本の抱える問題というのは、評価制度よりも、成長産業の乏しさなのかも。2013/03/13

noritsugu

1
富士通「成果主義」本の著者。読みやすく書かれているから、一度目を通してみるのは無駄ではない。ただ、べからず的な事象はつかめそうだが、この本から唯一の素晴しい解答を得ようとしてもダメ。2005/07/21

みなと

1
名誉管理職ばかりの組織で働いている(おまけに、親会社から若年名誉管理職が更にやってくる)ので、メリー社の社長の言葉には素直に感動しました。メリーのチョコレート買います!と思ったぐらい、こんな経営者がいらっしゃるということに希望が持てました。2010/09/24

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