アメリカは正気を取り戻せるか―リベラルとラドコンの戦い

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  • サイズ B6判/ページ数 332p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492222546
  • NDC分類 302.53
  • Cコード C3036

内容説明

本書では、ラドゴンの主張および政策課題を冷静に分析することによって、富や権力が一握りの人間に集中してしまっている現在の状態、プライベートなモラルばかり問題視されて大企業や経営トップのモラルは一向に問題視されない状態、ネガティブな愛国心ばかり強調される状態、の異常さを鋭く指摘し、こうしたラドコンの主張に代わる「大胆なリベラリズム」を復興すべきことが説かれている。

目次

第1章 前奏曲―ラドコンの復讐(富と権力;ラドコンは真の保守主義者ではない ほか)
第2章 公の場でのモラル(公の場でモラルに反しているものは何か;モラルを取り戻すこと ほか)
第3章 本当の繁栄とは(リベラル派が約束する本当の繁栄;洪水 ほか)
第4章 積極的な愛国心(愛国心を取り戻すには;アメリカを第一に愛することはなぜ自然で、健全ですらあるのか ほか)
第5章 条理だけでは勝てない(条理と価値;情熱 ほか)

著者等紹介

ライシュ,ロバート・B.[ライシュ,ロバートB.][Reich,Robert B.]
1946年、ペンシルベニア州に生まれる。ハーバード大学教授などを経て、ブランダイス大学教授。カーター政権期にFTCの政策スタッフを務め、第1期クリントン政権時代には労働長官を務めるなど、ポリシー・メーカーとしての経験も豊富。『アメリカン・プロスペクト』の共同創立者であり、編集者でもある

石塚雅彦[イシズカマサヒコ]
国際基督教大学教養学部社会科学科、およびコロンビア大学大学院ジャーナリズムスクール卒業。日本経済新聞社入社後、英文日経編集長、香港支局長、論説委員などを務める。のち、財団法人フォーリン・プレスセンター専務理事(2000‐2004年)
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