分数ができない大学生―21世紀の日本が危ない

分数ができない大学生―21世紀の日本が危ない

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492221730
  • NDC分類 375.41
  • Cコード C3026

出版社内容情報

少数科目入試がもたらした大学生の学力低下。このままでは日本の将来が危ない。徹底した学力調査をもとに現在の大学が抱える問題を明らかにし、改善策を提言する。

目次

1 少数科目入試のもたらしたもの
2 創造性論議の落とし穴
3 職場でも不可欠な論理的思考
4 数学は役に立たないのか
5 数学教育の重要性
6 教養部廃止と理数離れ
7 腐った教授、腐った学生相手に奮戦す
8 小学校における「数学の危機」
9 日本の中高生の学力
10 京大生の数学力
11 数学教育の国際比較
12 日本の大学生の数学力―学力調査
13 文系学生の数学力 ここが問題!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

175
本書が出版されたのは1999年。ゆとり教育の弊害が叫ばれ振り子が戻ってくる真ん中あたりである。この数年前に小中校の教育を受けた世代がゆとり弊害が最悪となる。著者の危機感が伝わってくる。当時の中学校1年生の数学が99時間。同時代の米国146時間、イスラエル133時間に比べてかなり少なかった。(現在の日本は140時間。)教育現場だけでなく、メーカーやその他現場でゆとり世代の凄さがまとめてある。2021/03/15

ちくわん

9
だらだら読みになってきたので一回終了。時代の流れ(誰かの恣意的なもなのであっても)からして、当たり前の現状。今の大学生は、むしろ被害。教育改革が、教育荒廃を招いたわけだから、この責任を追及した上で、取り敢えず前に戻すしかない。「よくすること」などできるはずがない、彼らには。「数学・算数は日常の役に立つのか?」とか言ってる人が政治をしてはいかん。2018/11/04

摩訶不志木

4
99年の本だが、的を射た意見ばかりだった。ここでは主に一流大学での学力低下が扱われていたが、現在の問題は中流・下流の大学。これから日本の教育が良い方向に進むといいけど…2014/08/05

チャック

3
数学、勉強します。2013/12/03

2
先生がおすすめの本で紹介された本。 文系の落ち込みと見ると自分のことじゃんと思った、、私も数学は出来れば見たくないほど嫌いである。数学の経験を何回かつむ先にある楽しさ、理解する喜びが数学にあることを忘れていた。2021/10/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/397200
  • ご注意事項