出版社内容情報
企業の社会貢献活動=フィランソロピーを推進するための制度・規制の見直し、あるべき組織・体制づくりを具体的に提唱。この分野での後進国日本の問題点も示す。
内容説明
フィランソロピーとは「人類を愛する」という意味のギリシア語を語源とし、社会公共のために、寄付をしたり、ボランティア活動を行ったりすることを意味する。従来の経済学では看過されていた、文化の創造、福祉活動などに見られる個人や企業の社会貢献活動に光を当て、政府の活動、営利活動との対比を通し、その位置付けを探る。日本企業が直面する経済至上主義からの脱却の道筋を示す。
目次
序章 フィランソロピーの時代
1章 フィランソロピーの基礎理論
2章 非営利セクターの活動と制度
3章 公益寄付 フィランソロピーへの資金供給
4章 フィランソロピーと税制
5章 非営利セクター確立のための制度改革
6章 各国の非営利セクター