出版社内容情報
古書の世界では名の知れた著者がつまびらかにする古本の魅力。古書マニアでなくとも、本好きならば必ず楽しめるネタが満載。あの有名作家がこんな本を書いていた!!!!
・明治の文豪が書いた桃太郎のぶっ飛び後日譚。
・コレラ菌になっちゃった米少年文学の有名主人公。
・大衆文学の雄がキングコングを元に時代小説。
・プッチーニのオペラを名人噺家が落語に翻案。
・国民的作家が雪男を書いたり、ツチノコを書いたり。
本好き、活字好きだからこそ
読めば驚愕、知って呆然。
まえがき
第1章 古書の海に溺れて
1 トーマス・マンの
署名本をめぐる冒険
2 戦後最キョウ仰天本
『醗酵人間』 降臨!
3 『醗酵人間』 復活への
遥かなる道のり
4 二六五万円の辞典の思い出
column
痕跡本あれこれ(1)
第2章 探偵小説と歩み始めた
我が古本人生
1 日本探偵小説史を
決定付けた二つの作品
2 我が古書道人生のスタート
3 『怪人ジキル』との出会いが
無間地獄の入り口だった
4 満州で刊行された
幻の探偵小説
5 古本人生最大の危機
column
ある古本屋の思い出
第3章 日本 仰天本
1 日本文化にも影響を与えた
日本探偵小説の祖
2 文豪、UFO問題に挑戦!?
3 大衆文学キングが描く
モンスター小説!
4 キング・コングについて
もう少々
5 ツチノコブームの火付け役
6 「不倫」と「創造」と「雪男」?
column
痕跡本あれこれ(2)
第4章 海外 仰天本
1 スターリンに喧嘩をふっかけた男
2 哲学者vs.エスパー
『視霊者の夢』
3 ハックルベリー・フィンが
コレラ菌に!?
4 「ディクスン・カー本」
蒐集の面白さ
column
音楽に歴史が刻まれるとき
column
著者は名詮自性?
第5章 ひたすら 仰天本
1 桃太郎暗殺計画
2 高度経済成長期日本を
オナラで席捲した
屁道マスター
3 アジアが世界を転覆させる!?
4 哀れポーの名詩が
ヘンテコホラーに変貌!
5 オペラと落語が兄弟!?
column
夜の神保町
古書山 たかし[コショヤマ タカシ]
古書山 たかし(コショヤマ タカシ)
古書蒐集家
稀少な、あるいは珍奇な書籍を蒐集するうち、積み上がった本の間隙を縫って生活するに至る。その整理をめぐり、家族と口論が絶えないが、それでも一切蒐集の手を緩めようとしない、自称「愛と情熱の人」。「古書山たかし」は残念ながらペンネーム。こんな男だが、実は『会社四季報』に社名が掲載されている上場企業の役員でもある。
内容説明
あの作家がこんな本を書いていた!本好きだからこそ読めば驚愕、知って呆然。
目次
第1章 古書の海に溺れて(浮かび上がった八〇年の歩み―トーマス・マンの署名本をめぐる冒険;日本SF史上最大の怪作―戦後最キョウ仰天本『醗酵人間』降臨! ほか)
第2章 探偵小説と歩み始めた我が古本人生(少年時代の巨匠が体験した「偶然の神秘」―日本探偵小説史を決定付けた二つの作品;中学生を夢中にさせた探偵小説の研究書―我が古書道人生のスタート ほか)
第3章 日本仰天本(『楊牙児奇獄』が辿った数奇な運命―日本文化にも影響を与えた日本探偵小説の祖;新田次郎のキワモノ作品―文豪、UFO問題に挑戦!? ほか)
第4章 海外仰天本(ピリニャークの『消されない月の話』―スターリンに喧嘩をふっかけた男;カントがスヴェーデンボリを徹底批判したワケ―哲学者vs.エスパー『視霊者の夢』 ほか)
第5章 ひたすら仰天本(明治の大文豪、日本最大ヒーロー打倒物語を執筆描破す!桃太郎暗殺計画;ある証券マンのオナラ出世術?高度経済成長期日本をオナラで席捲した屁道マスター ほか)
著者等紹介
古書山たかし[コショヤマタカシ]
古書蒐集家。稀少な、あるいは珍奇な書籍を蒐集するうち、積み上がった本の間隙を縫って生活するに至る。「古書山たかし」はペンネーム。『会社四季報』に社名が掲載されている上場企業の役員でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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HANA
へくとぱすかる
kana
ばんだねいっぺい
たかしくん。