怪書探訪

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怪書探訪

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492045954
  • NDC分類 024.8
  • Cコード C0076

出版社内容情報

古書の世界では名の知れた著者がつまびらかにする古本の魅力。古書マニアでなくとも、本好きならば必ず楽しめるネタが満載。あの有名作家がこんな本を書いていた!!!!

・明治の文豪が書いた桃太郎のぶっ飛び後日譚。
・コレラ菌になっちゃった米少年文学の有名主人公。
・大衆文学の雄がキングコングを元に時代小説。
・プッチーニのオペラを名人噺家が落語に翻案。
・国民的作家が雪男を書いたり、ツチノコを書いたり。

本好き、活字好きだからこそ
読めば驚愕、知って呆然。

まえがき

第1章 古書の海に溺れて
1 トーマス・マンの
  署名本をめぐる冒険
2 戦後最キョウ仰天本
  『醗酵人間』 降臨!
3 『醗酵人間』 復活への
  遥かなる道のり
4 二六五万円の辞典の思い出
column
  痕跡本あれこれ(1)
  
第2章 探偵小説と歩み始めた 
    我が古本人生
1 日本探偵小説史を
  決定付けた二つの作品
2 我が古書道人生のスタート
3 『怪人ジキル』との出会いが
  無間地獄の入り口だった
4 満州で刊行された
  幻の探偵小説
5 古本人生最大の危機
column
 ある古本屋の思い出

第3章 日本 仰天本
1 日本文化にも影響を与えた
  日本探偵小説の祖
2 文豪、UFO問題に挑戦!?
3 大衆文学キングが描く
  モンスター小説!
4 キング・コングについて
  もう少々
5 ツチノコブームの火付け役
6 「不倫」と「創造」と「雪男」?
column
 痕跡本あれこれ(2)
 
第4章 海外 仰天本
1 スターリンに喧嘩をふっかけた男
2 哲学者vs.エスパー
  『視霊者の夢』
3 ハックルベリー・フィンが
  コレラ菌に!?
4 「ディクスン・カー本」
  蒐集の面白さ
column
 音楽に歴史が刻まれるとき
column
 著者は名詮自性?

第5章 ひたすら 仰天本
1 桃太郎暗殺計画
2 高度経済成長期日本を
  オナラで席捲した
  屁道マスター
3 アジアが世界を転覆させる!?
4 哀れポーの名詩が
  ヘンテコホラーに変貌!
5 オペラと落語が兄弟!?
column
 夜の神保町

古書山 たかし[コショヤマ タカシ]
古書山 たかし(コショヤマ タカシ)
古書蒐集家
稀少な、あるいは珍奇な書籍を蒐集するうち、積み上がった本の間隙を縫って生活するに至る。その整理をめぐり、家族と口論が絶えないが、それでも一切蒐集の手を緩めようとしない、自称「愛と情熱の人」。「古書山たかし」は残念ながらペンネーム。こんな男だが、実は『会社四季報』に社名が掲載されている上場企業の役員でもある。

内容説明

あの作家がこんな本を書いていた!本好きだからこそ読めば驚愕、知って呆然。

目次

第1章 古書の海に溺れて(浮かび上がった八〇年の歩み―トーマス・マンの署名本をめぐる冒険;日本SF史上最大の怪作―戦後最キョウ仰天本『醗酵人間』降臨! ほか)
第2章 探偵小説と歩み始めた我が古本人生(少年時代の巨匠が体験した「偶然の神秘」―日本探偵小説史を決定付けた二つの作品;中学生を夢中にさせた探偵小説の研究書―我が古書道人生のスタート ほか)
第3章 日本仰天本(『楊牙児奇獄』が辿った数奇な運命―日本文化にも影響を与えた日本探偵小説の祖;新田次郎のキワモノ作品―文豪、UFO問題に挑戦!? ほか)
第4章 海外仰天本(ピリニャークの『消されない月の話』―スターリンに喧嘩をふっかけた男;カントがスヴェーデンボリを徹底批判したワケ―哲学者vs.エスパー『視霊者の夢』 ほか)
第5章 ひたすら仰天本(明治の大文豪、日本最大ヒーロー打倒物語を執筆描破す!桃太郎暗殺計画;ある証券マンのオナラ出世術?高度経済成長期日本をオナラで席捲した屁道マスター ほか)

著者等紹介

古書山たかし[コショヤマタカシ]
古書蒐集家。稀少な、あるいは珍奇な書籍を蒐集するうち、積み上がった本の間隙を縫って生活するに至る。「古書山たかし」はペンネーム。『会社四季報』に社名が掲載されている上場企業の役員でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

59
古本は楽しい。眺めているのはもちろん、手に取るのも実際に読むのも楽しい。ましてやそれについて書かれた随筆が楽しくないわけがない。というわけでコレクターが古本のあれこれを語る一冊。紹介されている本もマニアックで、例の『醗酵人間』やら『ジキルとハイド』に名を借りたのみのトンデモミステリ、ツチノコ本や「大鴉」が元ネタのアレなホラーと粒揃いなラインナップとなっております。中には古本探偵でやるような工作も載っており、マニアが考える事って同じだなと納得させられる。本を集めるという楽しみを思い出させてくれる本でした。2016/12/03

へくとぱすかる

47
ありきたりの古書エッセイとは一味も二味もちがった、本当に珍しい本の探求。しかし珍しい本=すばらしい内容とは限らないところが、かろうじて珍本をマニアの世界だけにとどめておける要素だと納得させられる。逆に言うと、おもしろくてたまらない本なら、とっくに復刻の対象にされているということだろう。それでも珍本を欲しがるのが、筋金入りのマニアだということ。2018/06/06

kana

42
本書は古本ながらこんな面白い本があることを紹介する書評的立ち位置の本では決してなく、古本(しかも探偵小説やトンデモ本の)の魔物に取り憑かれた著者がとあるサイン本の秘密にマニアックに迫ったり、手元に置きたいばかりに図書館の本をカラーコピーして製本したオリジナル版を作ったりしちゃう狂気を楽しむ本です。或いはその狂気ゆえに名作家たちの隠しておきたい、若気の至り的な本を掘り起こして収集して紹介しちゃうおせっかい具合にくすくすしちゃう本です。東洋経済オンラインの連載なので想像以上にフレンドリーな筆致で読みやすい。2018/02/25

ばんだねいっぺい

35
著者の古書愛溢れるエッセイに心動かされる。冒頭のトーマス・マンの話が一番良かった。痕跡本の世界も興味深い。最後の著者紹介を読んでああそうかと納得することがあった。2017/06/05

たかしくん。

34
著者は私の知り合いです。とてつもない読書家で、かつ、古書マニアです。しかるにその博学ぶり、豊富な知識には本当に頭が下がります。ところで彼は本当に、いつ寝ているんだろう?!2017/05/07

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