内容説明
幸せになりたい!―私たちの願いはただそれだけなのに、世の中は不条理なことばかり。それでも人は生きていく。不安でいっぱいの時代に2500年も変わることなく今に伝わるブッダの言葉が、心に安らぎを与えてくれる。
目次
第1章 ブッダが真理に目覚めるまで
第2章 だれもが避けられない八つの苦しみ
第3章 不安に苦しむ原因とは?
第4章 安らぎはどこにある?
第5章 安らぎを手に入れる方法
第6章 それでも人は生きていく
著者等紹介
長田幸康[オサダユキヤス]
1965年愛知県生まれ。早稲田大学理工学部卒業。インドでダライ・ラマ14世に出会って仏教に目覚め、チベット寺院に住み込んで理論と実践を学ぶ。書籍や雑誌の執筆・編集の他、チベット仏教巡礼ツアーの現地コーディネーターも担当。仏教に関しては、日常の中で教えを役立てるユーザーの立場で情報発信を行うコミュニケーターであることを旨とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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乃田
4
仏教の原本を紐解く本。仏教といえば南無阿弥陀仏と唱えれば誰でも浄土にいけるような教えは好きではなかったのですが、元来のブッダの教えはとことん合理的で現実主義かつ柔軟なもので、なんだかアドラー心理学を読んでいるような気持ちにもなりました。笑 諸行無常、一切皆苦、諸法無我、それらを聞くと人生とは虚しいものと言っているのかと思ったけれど、そうではない。自分自身さえ常に留まることがないからこそ、人は弛まぬ努力をし、未来へ歩み続けていく。苦しみも、安らぎも、自らの心がつくりだしているものなんですね。良い本でした。2021/09/24
mio mio
0
ブッタが甘やかされて育ちながら悟りの道へ進んだことや理屈を追求する精神に共感できた。2015/07/21
のら
0
ブッダの言葉を紹介した後、それを解説するというスタイル。「諸行無常」や「一切皆苦」などの思想に、何となく味気無さや虚しさを感じていましたが、そうではないということが本書によって分かりました。平易で分かりやすく書かれているため、ブッダに関する入門書としてオススメです。2014/08/30
naoco
0
父と祖父を相次いで看取ってから死に直面した時の恐怖を軽減できたらと考え始めた。そのヒントにと手にとってみたものの、その点では仏教はとてもストイックで自分には向いていないということがわかった。。。ただ、生き易くなる方法論としては興味深いと思ったのでもう少し勉強しようと感じられた1冊でした。2012/01/06
nakamura
0
仏教の入門編というふうに感じました。 とても読みやすく、もっと仏教について知りたいと思う本でした。 全ての事は自分が引き起こしているということを肝に銘じ、穏やかに過ごせるようになりたいです。2022/03/21