中国東北部の「昭和」を歩く―延辺・長春・瀋陽・大連 韓国人が見た旧満州

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中国東北部の「昭和」を歩く―延辺・長春・瀋陽・大連 韓国人が見た旧満州

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492044292
  • NDC分類 292.25
  • Cコード C0021

内容説明

日本人、朝鮮人、中国人は、どんな暮らしをしていたのか?間島・新京・奉天・大連・旅順、戦争を知らない世代が見た旧満州の残像。

目次

第1章 中国東北部に息づく二つの朝鮮 延吉・龍井(延吉の旅;龍井の旅)
第2章 中・朝・露の文化が混在する街 開山屯・図們・琿春・和龍(開山屯の旅;図們の旅;琿春の旅;和龍の旅)
第3章 近代建築が残る旧満州の首都 長春(新京)(長春の旅)
第4章 誰もが憧れた旧満州の大都会 瀋陽(奉天)(瀋陽の旅)
第5章 “昭和”が香る霧とアカシアの都 大連・旅順(大連の旅;旅順の旅)

著者等紹介

鄭銀淑[チョンウンスク]
紀行作家。韓国や中国で日本植民地時代の面影が残る街をフィールドワークし続けている。1967年、韓国北部の江原道生まれ、ソウル育ち。ソウルの世宗大学院・観光経営学修士課程修了後、日本留学。現在はソウルで執筆・翻訳・取材コーディネートを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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toshokan-no-hito

3
もう30年近く前のことだが、延吉〜図們の辺りをうろうろとバックパッカーしていたことがある。いつか再訪したいものだと思っていたが、この本を読んでますます再訪したくなった。きっとあの頃のような、路上の埃が冷たい風に舞うような街ではなくなっているのだろうが、もう一度行ってみたい。そもそも私が生まれて初めて国境というものを見聞したのが図們の街だったのだ。2017/09/22

ちんれん

3
韓国語と日本語しか話せない韓国人の紀行作家が、旧満州を回り当地の朝鮮族と韓国語で植民地時代の話を聞き、植民地時代の遺跡を回る旅。学生時代に行った中朝国境の街や朝鮮族自治区が出て来てとにかく面白い。2012/01/29

Kei

1
豆満江(図們江)沿いもいつの日か訪れてみたい。韓国人作者による満州紀行、朝鮮族と過去の在住日本人とのエピソードが中心。2018/06/16

色彩をもたない月

0
中国東北部の歴史上の出来事を旅行先の出会いとして知ることができた。日本史では学ばなかった琿春事件(日本軍が日本人居留民の保護を名目に〈在満〉朝鮮農民・独立運動家を虐殺し,間島侵略の口実とした事件)には胸が痛んだ。そんな中、「国と国の関係には恨みが多いですが、個人と個人の関係では日本人が嫌いな訳ではありません」などと非難されるかもしれないのに、同じ朝鮮の人に向かって言うことは自分だったらできないと思った。2023/11/14

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