内容説明
京大人気Ｎｏ．１講義カマタ教授が送る。いまこそ読みたい“使える”古典、５０選。
目次
第１章 Ｌｉｆｅ―生き方の知恵
第２章 Ｅｓｓｅｎｃｅ―人間の本質
第３章 Ｌｅａｒｎｉｎｇ―学びの技術
第４章 Ｉｄｅａ―発想の湧出
第５章 Ｒｅｌａｔｉｏｎ―人間関係の構築
第６章 Ｗｉｌｌ―志の堅持
第７章 Ｌｅａｄｅｒ―リーダーの条件
第８章 Ｒｅａｄｅｒ―読書の愉快
著者等紹介
鎌田浩毅［カマタヒロキ］
１９５５年、東京生まれ。東京大学理学部卒業。通産省（現・経済産業省）を経て９７年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授。理学博士。専門は火山学・地球科学・科学コミュニケーション。日本地質学会論文賞受賞（９６年）。テレビ・ラジオ・雑誌・書籍で科学を分かりやすく解説する。火山研究のほか啓発と教育に熱心な「科学の伝道師」（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろき@巨人の肩
100
鎌田先生が選出した古典50冊。独特な8つの章立てと、各書籍のまとめ方が秀逸。ポイント、覚えておきたい一文、Kamata's eyeは、鎌田先生の古典への畏敬の念が滲み出ており、本を選ぶ際も、読み終わった後も目を通したい。章立ては次の通り、①生き方の知恵、②人間の本質、③学びの技術、④発想の湧出、⑤人間関係の構築、⑥志の堅持、⑦リーダーの条件、⑧読書の愉快。「生きがいについて」「風姿花伝」「陰翳礼讃」「いきの構造」など知らない日本の古典を知られたのも嬉しい。2022/04/04
しょーた
58
本書の特徴は、紹介している古典を8つの要素（人生の知恵、人間の本質、リーダーの条件など）に分類。それぞれ古典ごとに、重要な一文、あらすじ、作品のポイント、関連図書を紹介しており、古典について浅く広く知ることができる。読んだことがある本は3冊しかなかった。計50冊の古典が紹介されており、いきなり古典に入るには抵抗を感じる人にはオススメの本。実際読んでみたい本もたくさん出てきた。アドラーの人生の意味の心理学では、大きな学びを得られた。個人の心の問題をすべて人間関係の問題として捉える考え方は、目から鱗だった。2014/03/06
本詠み人
46
「週刊東洋経済」に連載された「一生モノの古典」を加筆修正した本書…大変読み応えがある。長い時のふるいに掛けられ、古典として現在も残っている本…一生のうちで何度も読みかえし、そのときどきの心模様へ影響を与える古典作品✨📚自分にとってのそんな古典を探すため、そのナビゲーターとして本書をじっくり再読していこう。2023/04/18
WATA
32
無数の古典のなかから、今日でも読む価値のある名著50冊を紹介した本。それぞれの本のあらすじに加えて「私はこの本をこう読み、人生にこう活かした」という説明があるため、今まで興味が無かった本でも紹介文を読んでいるうちについつい読みたくなってくる。本書を読み終えたときには、別訳や関連書籍も含めて読みたい古典が68冊（！）も増えていた。これから１冊１冊、紹介された本をじっくりと読んでいきたい。2014/03/12
ふ～@豆板醤
28
5!!古典の解説本。また読みたい本が大量に増えてしまった..名言があり過ぎて読メにメモしきれないので読書ノート再開(笑)古典も読まなきゃな。「よい習慣で１日を埋め尽くそう」「落ち込んだ時は他者への貢献を考える」「退屈を恐れて興奮を求めると人生は確実に貧しくなる」2017/07/08
