出版社内容情報
村上隆、奈良美智を発掘し1億円アーティストにした世界的ギャラリストが明かすプロデュースの極意。どう新人を発掘し、育て、仕掛け、話題にしていくか。ビジネス全般に通用する秘訣が満載。
内容説明
気鋭のギャラリストは、人物と作品の何を見ているのか。「才能の発掘」から「作品の見方」「情報発信の仕方」まで初公開。奈良美智/蜷川実花/菅木志雄/染谷悠子らへのアーティスト・インタビューを収録。
目次
第1章 ギャラリストという仕事(ギャラリストの仕事とは;ギャラリストと画商との違い ほか)
第2章 優れた才能をどう発見するか(「発掘」が第一歩;ほかのジャンルやチャンネルを軽視しない ほか)
第3章 「いい作品」はどう生まれるか(「いいアート」が生まれる基本;「つくり手に寄り添う」姿勢 ほか)
第4章 作品はどう売れていくか(アートは「見せ方」で変わる;展示に「引き算」を持ち込む ほか)
第5章 アートを世界に伝え、生活につなげる(顧客の目と耳;プレスリリースを活用する ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
charuko
1
トップダウン型ではないプロデュースの在り方を考えさせてくれる。意図を持って「しない」選択肢を持つこともアリなんだと勇気づけられた。2016/05/14
ニハツヒ
1
現代アートの市場経済的な側面を理解しつつも村上隆とは考え方が微妙に違う。「商品」でありつつも、やはりに工場で機械生産される一般的な商品とは区別している。まず何よりも数多く美術館に足を運ばなければ。2013/01/03
ちー
0
普段なら手に取ることのないアートビジネスを生業とする人の本。どんな仕事にも共通していると思ったのは、結局のところ付き合うかどうかは「この人と仕事をしたい」と思うに足るその人の物事への姿勢だ。仕事って人間とするもので、人間にしか生み出せないアートと向き合う仕事に興味がわいた。2013/09/15
シロクママン
0
ギャラリストから見た、アート、アーティストに対する理想的な視点というのが述べられていて面白い。2012/10/14
pink kinoko
0
小山登美夫さんのギャラリー運営法を興味深く拝読しました。一気に読んでしまった。2011/04/24