内容説明
戦後の代表的な研究を知る待望の日本史論文ライブラリー。明治から現代まで、戦争と外交に関わる論考を収録。明治維新以降、帝国主義、大陸侵略、南進路線、世界戦争へと進んだ近代日本の軌跡と帰結までを対象に必読の研究アプローチを収録。
目次
総説 近代の戦争と外交
第1章 膨張主義路線の形成―明治維新と対外膨張(明治初期における台湾出兵政策と国際法の適用;対朝鮮政策と条約改正問題 ほか)
第2章 帝国主義大国への道(参戦・二一カ条要求と陸軍;日本帝国主義のシベリア干渉戦争 ほか)
第3章 大陸への膨張と侵略―満州事変から日中戦争へ(華北分離工作の背景;盧溝橋事件小論 ほか)
第4章 武力南進路線と世界戦争(第二次世界大戦と三国同盟;アジア・太平洋戦争の歴史的性格をめぐって ほか)
第5章 膨張と侵略の帰結(戦争犯罪裁判と現代史研究;朝鮮戦争と日本再軍備 ほか)
著者等紹介
山田朗[ヤマダアキラ]
1956年生れ。現在、明治大学政経学部教授
小田部雄次[オタベユウジ]
1952年生れ。現在、静岡精華短期大学助教授
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