内容説明
子どもが生活する地域に根ざし、世界を見通す目を育む。戦後の歴史教育がめざし苦闘してきた膨大な理論と実践の成果。いま、その宝のなかに分け入って学ぶ。
目次
第1章 歴史教育と歴史学(歴史教育と歴史学;歴史教育の学習内容と学力;1970年代後半の歴史教育 ほか)
第2章 地域に根ざす歴史教育(社会科教育と郷土学習;地域社会史の提起;なぜ地域の歴史をほり起こし実践するのか ほか)
第3章 戦争の歴史から現代史へ(子どもたちとともに未来をきり拓くために―反核の高まりと平和教育の学習課題;いのちと平和の尊さを学ぶ寒風沢島の子どもたち;福沢諭吉の視点から柳宗悦の視点へ―日朝関係史のバクロ型授業を乗り越える試み ほか)
第4章 世界史認識と現代の課題(「世界史教育」四十五年と世界史学;書評;吉田悟郎著『自立と共生の世界史学』;いま問われる世界史像―「ヨーロッパ中心史観」克服の糸口 ほか)