内容説明
江戸時代の見方が変わる。知るほどに広がる好奇心、ちょっと知的な休日ライフ。
目次
第1講 江戸の人物に学ぶ隠居学
第2講 歴史愛好家から歴史研究者へ
第3講 研究者以外にも人気のある信長研究
第4講 固定的な歴史観念から離れる
第5講 年号から江戸時代を大きくつかむ
第6講 「江戸時代」でよくある質問
第7講 江戸城大奥という役所
第8講 時代小説で江戸と触れ合う
第9講 藤沢周平が描いた「藩」の世界
第10講 江戸時代の大震災
著者等紹介
山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957年、岡山県津山市生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大大学院、東京大学史料編纂所助手、同助教授を経て、東京大学大学院情報学環・史料編纂所教授。文学博士(東京大学)。1992年、『江戸お留守居役の日記』(講談社学術文庫)により第40回日本エッセイストクラブ賞受賞。また、NHK「タイムスクープハンター」などの時代考証を手がけるほか、テレビメディアへも数多く出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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fseigojp
10
名著でした 江戸学は、これできまり 急逝が惜しまれる2021/03/21
ophiuchi
5
江戸時代に興味がある人には良いテキストで、武士たちの暮らしや大奥のこと等が分かり面白かった。よしながふみの「大奥」を読む楽しみが少し増えたと思う。2011/12/16
くま
2
歴史そのものではなく、歴史史料を活用してどのように歴史を学ぶのかについて書かれた本。江戸時代は日記史料が充実していて、楽しそうだなと一応大学で中世史をやっていた私は思いました。2018/12/10
maito/まいと
2
「日本史の1級史料」などでおなじみの山本氏の一冊。私たちに馴染みの深い時代や人物を題材にしながら、専門家としての例証を踏まえた解説は、うなりながら読んでしまうものばかり。創作ではない、実際の時代が見えてくることは、こんなにも私たちの認識を変え、ワクワクさせてくれるのか、と歴史がもっと好きになること請け合いです♪2012/05/14
ハイク
2
新聞か何かで推薦のあった本でもあり読んでみた。作家と歴史の事実とは異なって当然だが、専門家の例証での説明は興味深く納得した。2012/03/22