古代ローマを知る事典

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  • サイズ B6判/ページ数 380p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784490106480
  • NDC分類 232
  • Cコード C0522

出版社内容情報

ローマの歴史、政治、経済、社会制度に関する事項から人権、職業、人口、ライフサイクル(生活周期)まで、多方面からローマ帝国を紹介する。

内容説明

古代最強の帝国はどのように誕生したのか、そこで人々はどのような暮らしを営んでいたのか、永遠の都ローマの歴史・政治・経済から、人口・寿命・結婚など素顔のローマ人の生活まで、今もなおヨーロッパ世界の基盤となっている古代ローマの多様な世界をさまざまな視点から解説。

目次

第1部 「古代ローマ帝国」入門(我々はいかにして「古代ローマ」を知るのであろうか?;古代ローマにはどのような人が住んでいたのだろう?;ローマ帝国を築いた制度とはいかなるものだったのだろう?;ローマ小史;ローマ「帝国」とは何か)
第2部 古代ローマの社会と生活(人口からローマ社会を見る;寿命からローマ社会を見る;ライフサイクルからローマ社会を見る;経済からローマ社会を見る)

著者等紹介

長谷川岳男[ハセガワタケオ]
1959年生まれ。神奈川県出身。上智大学大学院文学研究科を単位取得のうえ退学。駒沢大学、国学院大学などの非常勤講師を経て、現在、鎌倉女子大学児童学部助教授

樋脇博敏[ヒワキヒロトシ]
1964年生まれ。宮崎県出身。東京大学大学院人文科学研究科を単位取得のうえ退学。博士(文学)。東京大学文学部助手、東京大学大学院人文社会系研究科助手、電気通信大学電気通信学部講師を経て、現在、東京女子大学文理学部助教授
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感想・レビュー

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kenitirokikuti

9
古代ローマ市のおさらいをしている。昔買った本を再び手に取った。以前より自分の理解が深まったので、ギボン『ローマ帝国衰亡史』が五賢帝時代(西暦96年~180年)から始まる理由は、フラウィウス・ヨセフス『ユダヤ戦記』(80年頃)『ユダヤ古代誌』(95年頃)の続きだから、だとかいうことが見えるようになった。本書を再読して、古代ローマ史のカエサル(&キケロ)以前のことは、実質的に古代ギリシャ史になることを思い出した。『プルターク英雄伝』やリウィウス『ローマ建国史』以上のことはよく分からんよね。2018/02/18

じょあん

4
事典とは言いつつ用語集のようなものではない。章立てになっていて、古代ローマを知るための史料にはどんなものがあるか? どのような体制だったのか? 人々はどのようだったか? 古代ローマの歩みはどのようなものだったのか? 「帝国」とはどういうことか? などなどをおさえたうえで、彼らの寿命やライフサイクル・経済を考える。著者も言うように重要事項を完璧に網羅することは不可能であろうしその中で、おもしろく且つわかりやすい入門編になっているが嬉しいところ。2023/07/03

Homo Rudolfensis

4
⭐︎4.5 長らくローマについての基本的な知識は「ローマ人の物語」が基盤、という状況でしたが、そうした段階を抜け出すため読んだ一冊です。名前の通り、ローマについて基本的なことを知れるばかりでなく、後半では寿命やライフサイクル、人口、経済などの観点からローマを眺めた小論集のようになっています。一つ一つの節はほとんど独立しており、章は完全に別物となっているので、読みたい分野から読むことができます。2021/05/19

たかみりん

4
古代ローマの通史、社会・経済、そこに生きる人のライフサイクルの問題などを、最近の発掘調査や科学分析の成果を踏まえて概説する。史料を扱う際の問題など少々突っ込んだ話もあり、研究の際の入門書的な扱い。各テーマにおける諸問題については確定した答えは用意されておらず、あくまで問題の提示に留まっており、後書きにもある通り、自分で深堀していけるようになっている。そのために巻末の参考文献もかなり充実しているのが嬉しい。気になる項だけ読んでも参考になる。2013/08/07

nakagawa

2
コンパクトにまとまっていて読みやすかった。ローマ文学とかにも挑戦してみようと思う2016/10/13

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