目次
第1章 大学院で学ぶことの意味(今、なぜ大学院か;充実した生活と仕事のために ほか)
第2章 研究計画を立てる―その設計と方法(志望動機から研究計画へ;研究計画の設計とその枠組み ほか)
第3章 研究論文を書く―その考え方と方法(研究論文を書くために―仮説の位置づけから他者提示へ;「書く」ことの意味―普遍的な知の構築をめざして ほか)
第4章 研究計画書の出来上がるまで(問題関心から問題意識の具体化へ;研究実践の立場をつくる―日本語教師百合さんの場合 ほか)
第5章 日本語教師をめざす人のために(日々の実践を生かす研究を求めて;学習者と向き合う視点 ほか)
著者等紹介
細川英雄[ホソカワヒデオ]
1949年東京生。早稲田大学第一文学部卒。同大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。博士(教育学)。早稲田大学大学院日本語教育研究科教授。信州大学・金沢大学・早稲田大学日本語研究教育センターを経て、現職。NPO法人言語文化教育研究所代表。2001年4月の日本語教育研究科開設に際し、教務担当として参画。2004年9月より同研究科長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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lazy_unistudent
1
漠漠とした問題意識を指向性のある研究課題へと変化させる際の思考プロセスと努力の過程が具体例を伴って書かれており参考になる。一方研究計画書を書くことにあたっての技術的な面に関してはあまり書かれていない。筆者は研究を個人的な体験及び生き方と強く捉えており、その点から心構えや人生観といったものが多く論じられるのをどう捉えるかで評価は分かれるところかもしれない。2018/08/07
gado
1
まあ、わかってる、わかってるんだけど、書けないのよー。2012/06/29
ミツキ
0
研究を志す人に限らず、自ら問いを立て、その問いかけに応えることがしたい人すべてに参考となるであろう内容。問題解決をしたい人は読むことをお勧めする。 私はこれまで「自分が・何を」ばかり考えてきて、「他者へ・いかに」ということをほとんど考慮してこなかった。伝えることを置き去りにして、知りたいことばかりに目移りしてきた。いま一度、私が何をしたいか、なぜしたいのか、いかにするのか、それをどのように伝えるか考えなければならない。2015/02/11
Nobody1
0
興味関心から問題意識へ掘り下げること、他者とのインターアクションの大切さが書いてあります。非常にわかりやすくて研究計画書への入口としてよいと思います。日本語教師のひとはピンポイントです。2012/07/13
なりぃ
0
研究計画書なにそれ美味しいの?状態だったので入門書として読んだ。 具体例が文系寄り。全体的なイメージを捉えるにはいいかも。2011/06/22