創元SF文庫
虚構機関―年刊日本SF傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 516p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488734015
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

2007年の日本SFの精華、選りすぐった16作を収録。

著者等紹介

大森望[オオモリノゾミ]
1961年高知県生まれ。京都大学文学部卒。翻訳家、書評家

日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年神奈川県生まれ。専修大学文学部卒。書評家、フリー編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほぼひつじ

14
2007年の国産SF傑作選。当時、自分は中学生。国産SF事情について知らなければ、本もあまり読まなかったので、「この時から、この人が」と思いながら読みました。年刊アンソロジーは、その年の空気感を含むと言うけど、リアルタイムに読む感覚はもう味わえない。こういう本を遅れて読むと、そこが残念に思います。516ページに選りすぐりの16人と量も質もボリュームが有るが、笑えるものから、ぞくっと怖いものまでジャンルは様々。読めば何編か気に入るものがあると思います。知らない作家を切り開く、良いキッカケになりました。(→)2016/02/20

JACK

14
○ 2007年の国内SF短編アンソロジー。身に付けているだけで増える怪しい物体が巻き起こす社会現象とカップルの危機を描く小川一水「グラスハートが割れないように」、人を愛する心を描く山本弘「七パーセントのテンムー」、何年も前に死んだ友人に会う物語、かんべむさし「それは確かです」、行方不明になった科学者を探す警察官が怪奇現象に立ち向かう平谷美樹「自己相似荘」、平和な世界を作るために終戦後の兵士に施されたある対処とそれが引き起こす悲劇を描く伊藤計劃「The Indifference Engine」が良い。2013/03/31

ふりや

12
大森望さんと日下三蔵さん編纂の日本SF年間ベストアンソロジー。第1弾となる2007年版。著者紹介や解説も充実しており読み応えがあります。印象に残った作品は、あるスピリチュアル系アイテムの流行に翻弄される恋人たちを描いた小川一水さん『グラスハートが割れないように』相変わらず良く分からないけどなんか楽しい円城塔さん『パリンプセスト』多元宇宙で離ればなれになった恋人たちを描いた八杉将司さん『うつろなテレポーター』何回読んでもやっぱり最高に面白い伊藤計劃さん『The Indifference Engine』など。2021/04/25

の〜けん

12
SFって色々あるのね。最後の伊藤作品で全部もってかれた。2017/09/01

やす

8
2007年短編SF傑作選。12年続いたシリーズの初回。なんと伊藤計劃が入っている。日本SF再興元年ってわけだ。星新一再評価の年でもあったらしくショートショート多数。 小川一水「グラスハートが割れないように」ラノベタッチ青春SF。書いていてはずかしい。山本弘「7パーセントのテンム―」自意識問題だ。好きな奴だ。田中哲弥「羊山羊」この人は筒井康隆か。北國浩二「靄の中」異星人侵略物。このタッチはなんか見たことある。円城塔「パリンプセストあるいは重ね書きされた八つの物語」いろいろ面白い。難しいけど。2020/09/30

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