内容説明
いかなる国家にも政治機構にも、どんな主義や信条にも忠誠を誓うことなく、自由な個人主義を標榜する国際民間組織「インフィニティ・リミテッド」。彼らの支持する共和戦線側に回ったファロンは、二重スパイになりすまし、政府中枢部への潜入を続ける。だが、組織が真に標的と定める敵は誰なのか。独裁政府の背後にまで手をのばすことは可能なのか。未曾有の国際謀略サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つるら@turulaJB
6
ホーガンがこういうもの書くのか〜と驚かされた。嫌いじゃない
SINKEN
5
【総評】★★☆☆☆ 【感想】ボリュームの割に、読了後の満足感は少なかったかなぁと言うのが正直な感想です。かなり凄惨な描写もあり、これまで読んだホーガンのイメージを覆すに十分な内容でした。同じ戦闘ものでも、『内なる宇宙』のようなヴァーチャルで知的な心理戦の方が自分には合ってると思いました。次はコテコテのSFを読みたい。2017/03/31
リスクマ
4
ホーガン目玉のSF色がない作品。たまにはこういった作品もいいものだ。2017/11/09
タカタカショ
2
な なんとか読みましたが、ながい、ながーーいもっと短くしてもよかったんじゃないの、面白かったけど、登場人物の名前が覚えられなーい、宇宙人も出ないー(*_*)2013/10/05
goldius
1
SF作家の書いたSFでないスパイアクションものと言うと、日本に山田正紀の「火神を盗め!」という傑作があったが、「火神を盗め!」はSFではないがSF作家しか考え付かないような、魅力的なギミックに満ち溢れていた。東洋のチンケな島国の住人が考え付く事が、世界一のSF作家のホーガンに考え付かなかったとは情けない。2004/08/16