創元推理文庫
赤い護符―ルーンの杖秘録〈2〉 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 279p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488652111
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ひたいの宝石から、ようやく解き放たれたホークムーン。だがカマルグに向かう彼の前に、またしても暗黒帝国の軍団が立ちふさがる。亡霊人の棲む都市、機械仕掛けの怪物、“狂える神”を名乗る男…。ホークムーンの行く先々にあらわれる謎めいた“黒玉と黄金の戦士”は、ホークムーンもまた“ルーンの杖”に仕える存在なのだという。果たしてその真意は?好評シリーズ第二弾。

著者等紹介

深町眞理子[フカマチマリコ]
1931年生まれ。1951年、都立忍岡高校卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しまっち。

6
忠実に旅を共にしてくれるオラダーンには出会ったものの、 なかなかイッセルダに、カマルグにたどり着けないもどかしさ。戦士にも、ダヴェルクにも振り回されるホークムーン。ちょっと気の毒だけど、それがどううまくつながっていくのか面白いところでもある。ダヴェルクがだんだん頼もしい仲間になっていくのは好ましい。そしてカマルグはとりあえず危機を逃れたが、さて続きも楽しみである。2017/08/26

餅屋

3
《永遠の戦士》2冊目、黒い宝石から赤いアミュレットへ▲額に埋め込まれた宝石から解き放たれカマルグへ。帝国の覇権拡大を阻むのが使命?ルーンの杖とは▼ペルシャからの帰り道を地図片手に楽しむ。シリア~トルコ~黒海~ウクライナ~カラパチア~スロバキア「旦那!オオカミ男じゃなくて、おらオラダーンでガンス」や、咳きこみながら「あんたの健康がうらやましいよ。いずれにせよ伊之助ではない、ダヴェルグだ」と疑心暗鬼な珍道中。狼騎士団長メリアダス男爵はよく働き、暗黒帝国の版図拡大は鬼気迫る勢い。何度読んでも面白い(1968年)2024/01/03

kuma-kichi

1
ホークムーンって、なんだかちょっと滑稽さを感じる。ダークな世界観の中でとってもアンバランス。2019/01/24

たかへ~

0
護符を入手。ほかの世界の自分との出会いはあるのだろうか。2013/07/27

五城(Gojou)

0
ユイラム卿と言い、黒玉と黄金の戦士と言い、なにか作戦があるのなら、ひとこと主人公に言ってあげれば、主人公の心も無駄に悩まされなくて済むと思うのだが、どうなんだろうね。昔から、「敵を騙すには、まず味方から」なんて言いますが、やり過ぎだろう。まあ、読んでいるものとしては、まあ、パターンだ!王道持ってきたぞと、面白いのだけど、やっぱり気の毒だ。 2011/12/05

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