出版社内容情報
死亡したのは〈神の環教団〉の教祖にして、かつての大学教授で物理学の権威。事故か自殺か、はたまた他殺か。あくまで非協力的な態度をとるカルト教団相手に捜査は難航する。
内容説明
死亡したのは、カルト教団の教祖にしてかつての大学教授で天体物理学者ジュピター。事件の知らせにデッカーは現場へ急行するが、信者たちは死因もわからないうちに遺体を動かし、教団内の医者は勝手に死亡診断書を作成している。警察を侵害者とみなし、あくまで非協力的な態度をとる信者たち相手に、捜査は難航する。閉鎖的な教団内でなにが起こっているのか？好評シリーズ。
著者等紹介
高橋恭美子［タカハシクミコ］
関西外国語大学外国学部卒。英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイゼナハ@灯れ松明の火
27
デッカー＆リナのシリーズも１１作目。事件の方はカルト教団の教祖の死から始まり教団内の後継争い、行方不明となった信者、そして教祖の死亡証明を行ったNo.４が殺されるという展開。家庭の方は今回は息子たちの自立がテーマになるのかな？抑圧されたコロニーのなかで育った少女が『星の王子さま』に涙するシーンに心を残しつつ下巻へ。2011/12/03
ほちょこ
15
頼もしいチームに恵まれ、しっかりした娘の進路もほぼ決まり(ヴァランダー家と同じくして、娘も警察の道へ)、新たなるモンダイはリナの連れ子の思春期兄弟。デッカーさん、「俺はやっぱり独り身が良かった」と後悔してないかい？下巻へ。2016/04/25
Koning
8
ヘヴンズゲートとかサイエントロジーとか髣髴とさせるもと物理学者のカルトの教祖の死。ここから話は始まるのだけれど、日本人的にはオウムやライフサイエンスあたりが目の前に浮かび上がってくる仕様（ｗ。現代物理学と宗教的思索というお約束もあったり。で、そこに二人の息子の思春期のお悩みが来たとこで、さー死体だよーという。いや、いい展開過ぎる（汗。2013/01/10
Aki
3
リナ＆デッカー 好きなシリーズ。 本筋の事件以外の、ユダヤ教徒の家庭の描写が好きだったりする。2012/03/15
ろみ
3
このシリーズはデッカー家の子どもたちが出てくるのがとても楽しみ。ヨンキーがティーンの悩みまっただなか！本筋よりもそっちの方が気になったよ。2011/10/06
