出版社内容情報
惨たらしい事件の捜査に、身も心も磨りへらすデッカー。そんなとき、さらに追い打ちをかけるように、死亡した被害者の娘で、社交界の女王ジーニーからデッカーに対して、セクシャル・ハラスメントの訴えが出された。美しいが、男を支配し思い通りにあやつる女性。訴えの内容は事実無根ではあるが、相手を魅力的だと思ったのは事実だ。彼女の真の意図は？ 捜査を重ねるうち、捜査はデッカーの家族をも巻きこんで意外な方向へ向かう。
内容説明
事件の捜査に、身も心も磨りへらすデッカー。さらに追い打ちをかけるように、死亡した被害者の娘で、社交界の女王ジーニーからデッカーに対して、セクシャル・ハラスメントの訴えが出された。美しいが、男を支配し思いどおりに操る女性。事実無恨ではあるが、相手を魅力的だと思ったのは確かだ。彼女の真の意図は？捜査はデッカーの家族をも巻きこんで、意外な方向へ向かう。
著者等紹介
吉澤康子［ヨシザワヤスコ］
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ほちょこ
16
フェイ女史、警察モノの展開がすごく上手になったなぁというのが感想。下巻では娘や息子のおちょっかいも登場。短気なデッカーでなくとも血管ブチ切れそうだった。そしてやはりリナのおちょっかいもあり(笑)ただし、今作品はデッカーチームのメンバーがすごくいい味を出してた。2016/04/23
Koning
6
火のないところで煙を文句言うやつはそらね（ｗ。ということで、ピーター動けずにおまいら何してんだ！な話に（ｗ。テヒリームなんか出てきたりちょいとユダヤ教っぽいトコもありつつ、家族のドラマは面白い事になってきてますな。戦友もいい具合に復活しとるし。 2012/12/19
サフィール
5
シリーズ初読がいきなりの10作目、幾ばくかの懸念を他所にかなり楽しんで読み終えることができた。デッカーをそれこそ老若男女問わず助けようとする周囲の面々にやや驚きながらもこれは彼の人徳？今までの積み重ね？と、事件そのものよりも人間描写の方に心惹かれるものあり。どうにかして一作目から読んでみなきゃなぁ。2018/02/26
ジンベエ親分
4
シリーズ当初からミステリーより家族の物語に重きを置いているムードはありありなので、今作も最後の展開にちょっとご都合主義を感じたり、というのはある。ただ、デッガー家に限らずデッガーの同僚の警察官たちのキャラクターも立っていてそれぞれ魅力的なので、ご都合主義的な最後の展開も爽快感は大きい。発刊と同時に購入して一気に読む、というシリーズではないけれど、読んで後悔をすることはない。結局、リナのキャラクターに惚れて読んでるのかな。「生身の女性」としては完璧でしょ、この人は。今作の彼女の見せ場もカッコいいです。2016/01/17
おおやなぎまさひこ
2
事件関係の決着に大忙しの下巻。リナも素敵だけど、エイベルが本当に、クリスマスのとっときのプレゼントみたい。ジーニーが邪悪な女だとさんざん言われてはいますが、そんなに邪悪には見えないのは、自分が女だからか。ハンナの天使っぷりと、デッカーママンは果たしてツンデレな人なのかが気になった。次の本では新居についても充分ページが割かれていることを期待しよう。2010/03/10
