内容説明
マエストロ・ルイス・パッサウ。世界屈指のオーケストラ指揮者でありながら、ナチやＫＧＢとの関係が噂される謎めいた人物。九十歳を祝う誕生日コンサート終了直後、その襲撃事件は起きた。間一髪のところでそばにいた男がマエストロの命を救う。元英国秘密情報部部員、ビッグ・ハービー・クルーガーだ。身柄の保護を条件とし、指揮者に一切の過去を告白されることにするが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おくちゃん
9
上下巻それぞれ600頁を越える大作。上巻読み終わりました。アル・カポネのいるシカゴからハリウッドへ。飽きさせないストーリーと文体でほぼここまで一気読み。下巻が楽しみ。2021/03/28
おふねやぎっちらこ
4
千里の道も一歩から。上巻読了したところでの感想は読むほどに面白くなって来ました。これは加速度的に読むペースが上がりそうな予感がします。2022/03/16
コージ
3
上下合わせて1200ページ強の超長編。90歳の指揮者マエストロの少年時代からずっと追って語られる。全然飽きない。中弛みとか無く非常に面白い。マエストロはナチのスパイだったのか？KGBの元で働いていたのか？。何故90歳になった今、生命を狙われたのか？その相手は？。全ては下巻にて語られるだろう。下巻が非常に楽しみ。2021/06/29
tom
1
世界的指揮者でスパイ，90歳という人物の物語。「6本指のゴルトベルク」で書評されていて注目。図書館本。前巻だけで650頁。でも，退屈しない。カポネは出てくる，大昔の映画監督，有名どころの指揮者などの本当かどうかも分からない薀蓄。けっこう楽しめます。2009/11/21
