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本バスめぐりん。

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784488027674
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

都会を走る移動図書館「本バスめぐりん」。乗り込むのは六十代後半の新人運転手・テルさんと、図書館司書・ウメちゃんの、年の差四十のでこぼこコンビだ。団地、公園、ビジネス街など巡回先には、利用者とふしぎな謎がめぐりんの到着を待ちかまえていて……。テルさんのとまどいとウメちゃんの元気、そしてたくさんの本を詰め込んで、本バスめぐりんは今日も走る。本屋、出版社などさまざまな「本の現場」を描く著者の次なる現場は、移動図書館! 本を愛するすべての人に贈る、ハートフル・ミステリ。

大崎梢[オオサキコズエ]

内容説明

3000冊の本を載せて種川市を走る移動図書館、愛称めぐりん。乗り込むのは、65歳の新人運転手テルさんと図書館司書のウメちゃんだ。2人と1台を待ち受けるのは利用者とふしぎな謎の数々で?!本でつながる想いをのせて、移動図書館は今日も走る!

著者等紹介

大崎梢[オオサキコズエ]
東京都生まれ。元書店員。2006年、書店で起こる小さな謎を描いた『配達あかずきん』を発表しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

467
【サイン本】移動図書館の本バスのちょっとしたミステリーっぽい話!移動図書館に馴染みがないので、移動図書館とは、こういうものかと理解できました。移動図書館のスタッフと利用者の本を通してのふれあいを羨ましく楽しく感じながら読めましたし、テルさん、ウメちゃん頑張れ~と応援したくなるほっこり温かい作品でした。いや~、読書ってホントにいいですね(水野晴郎風)2017/07/31

さてさて

455
『移動図書館はあくまでもみんなのものよ』という『移動図書館』を舞台に五つの物語が展開するこの作品。本屋さんで本を買ってしまえば一生それは自身の元に存在し続けます。しかし『自分ちにある本を図書館でみつけるとなぜか嬉しくてわくわくしました』という感情を抱く人がいます。『不思議ですね。中身はまったく同じなのに、でもどこかちがうんです』という感情を抱く人がいます。そんなとても繊細な感情を大切にしながら今日もあなたの元へと走り続ける『移動図書館』。本と人を繋いでいくその存在の大きさに気付かされた、そんな作品でした。2021/11/24

とろこ

293
会社一筋で生きてきた照岡。本には全く詳しくない。しかし、彼は、知人の勧めにより、65歳にして、移動図書館の運転手になった。相棒は、娘よりも年下の、20代半ばで元気いっぱいな女性司書。2人は、回る先々で、“事件“ともいえないような、些細な“謎“と出会う。けれど、謎の当事者にとっては、とても深刻なことだったりもする。それを、運転手と司書という立場を超えない程度に、解決へと導いていく姿が微笑ましかった。登場人物も、皆温かで、本と本が繋ぐ人との縁も素敵で、心の奥を、春風が通り過ぎていったような気持ちで読了した。2017/03/29

Yoshihiko

290
移動図書館のお話5編。最後の話で前4編のキャラたちが総出演してその後を見せてくれました。定年後に、こういう仕事をするのもいいですねと思わせれくれた。2017/01/13

冴子

260
移動図書館のヘビーユーザーである私には、とても身近なストーリーでした。我が市の移動図書館には愛称はありませんが、1ヶ月半おきに来て、8冊借りられ、職員さんも5人くらいはおられます。この本みたいに2人で、ずっと同じコースを廻っていたら、きっともっと親しくなれるでしょうね。ちょっとおせっかいなところもあるけれど、コージーミステリーとしては、久しぶりに大崎さんらしい優しい作品でした。続編もあるといいね! ただもう少しメリハリのあるストーリーを待ってます。2017/02/28

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