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ドミノ倒し

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488027186
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「元彼の殺人容疑を晴らして欲しい」探偵・十村の元に舞いこんだ美女からの依頼。しかし事件に触れると別の事件に行き当たり、さらなる別の事件を呼び起こす……。

内容説明

ひとつの事件が別の事件を呼び起こし芋づる式に掘り出される死体!死体!!死体!!!いったい何が起きているんだ!?油断大敵・貫井流ユーモア私立探偵小説。

著者等紹介

貫井徳郎[ヌクイトクロウ]
1968年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。93年に『慟哭』でデビュー。2010年、『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞を、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

*すずらん*

142
ぅーん何だか消化不良{(-_-)}タイトル通り正に事件がドミノ倒しが如く展開していきます。一つの事件があやふやなまま次々と事件が浮かび上がってくるので、何が何やらどうなっているのやら…ラストにパタパタと解決に繋がっていくのですが、まさかの結末を引きずったまま、ドミノがうまく倒れなかったかの様にパタリとジ・エンド。ぇーその後どうなるのかが重要でしょ!とツッコミました。最後に沙英の一言がキーポイントになるなら、もう少し十村との絡みを描いてもらいたかったな。ただ、田舎ならではの闇をゾクリと感じることはできました2013/06/26

風眠

124
「厄介事は美女とともにやってきてほしい。」なかなかに魅力的な書き出し。地方都市で私立探偵をしている主人公のもとに、事件捜査の依頼が舞い込む。ほとんど便利屋と化していた冴えない探偵が、依頼人の無実を証明するために奔走するドタバタ・コメディな感じで物語は進む。だけどね、まさかの全員グルってオチはどうなの?っていうか、すごい荒ワザ繰り出してきたね。びっくりっていうか、あんぐりっていうか。探偵の元恋人が言っていた「田舎はこわいところよ」って、いやまぁ確かにそうなんだけど、そういう意味で?って、なんだか残念な感じ。2014/03/20

nyanco

119
読み始めて、???随分とライトタッチ。最近流行りのライトタッチの探偵物を貫井さんも書くことにしたのかな?東川さんの「烏賊川市シリーズ」みたいなノリ。探偵と署長のキャラは、面白いとも思うのだけど、貫井さんがコレを書かなくても良いんじゃないかな…と感じてしまった。でも、きっとアレやコレが伏線になっていて、最後にきっと…と思ったのですが、ああ…そっちでしたか… 高評価の方もいらっしゃるようですが、私はモヤモヤ… このところの貫井作品、相性が悪いなぁ…2013/07/13

まこみん

100
少し前に読んだ恩田陸さんの「ドミノ」と似た感じを想像してたら、全然違いました(笑)。こちらは自称ハードボイルド気取りの探偵十村が、幼なじみの優秀署長と月影市の殺人事件を調査していくうちに、過去の事件の疑惑が増えていくけどどれも解決しない。 ラストはどうなるかと思ったら… 突然終わったところがドミノと言えばそうなのかもしれない。 私には十村を好きにはなれなかったのと、イケメン署長の優秀さと活躍をもう少し具体的に読ませて欲しがったです。2016/06/15

barabara

87
のっけからあまりの軽さに違和感を感じつつも、何とか舵取りしながら慣れない文体に乗っかる。作者自信の作と聞いていたが貫井さん…どうしちゃったの?結末はタイトル通りで文字通り唖然…驚きもないし、プロット自体に無理があったとしか…読んでる最中から気が削がれて集中するのに苦労した。貫井さん…本当どうしちゃったの?!2013/07/15

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