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踊るジョーカー―名探偵 音野順の事件簿

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  • サイズ B6判/ページ数 297p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784488024406
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

推理作家の白瀬は、とっても気弱な友人・音野順が秘める謎解きの才能を見込んで、仕事場の一角に探偵事務所を開いた。今日も白瀬は泣き言をいう音野をなだめつつ、お弁当のおにぎりを持った名探偵を事件現場へ連れてゆく。殺人現場に撒かれた大量のトランプと、凶器が貫くジョーカーが構成する驚愕の密室トリック(「踊るジョーカー」)、令嬢の婿取りゆきだるまコンテストで起きた、雪の豪邸の不可能殺人(「ゆきだるまが殺しにやってくる」)など五つの難事件を収録。

著者等紹介

北山猛邦[キタヤマタケクニ]
1979年生まれ。2002年、『「クロック城」殺人事件』で第24回メフィスト賞を受賞してデビュー。機械的トリックの案出に強いこだわりを持つ一方、静謐で世紀末的な作品世界を構築する力量も高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くろり - しろくろりちよ

81
ミステリ作家の白瀬と気弱な名探偵音野の五つの事件。ナイフにはたくさんのカードがともに刺さっている「踊るジョーカー」/骨董屋敷から盗難されるアナログ時計「時間泥棒」/写真に残されたはずの金庫の鍵は「見えないダイイング・メッセージ」/ひとつぶだけ混じった「毒入りバレンタン・チョコ」/雪に閉ざされたお屋敷で婚約者選びでは「ゆきだるまが殺しにやってくる」▼名探偵・音野のどこまでも気弱な姿勢が癖になる。キャラクター設定と軽快なストーリー運び、キュートなのに本格ミステリ。さくさく続刊も読みたいと思える娯楽作。2014/01/11

ダイ@2019.11.2~一時休止

65
名探偵音野順の事件簿その1。短編集。キャラが弱い気もするが雪だるまのやつ何かがよかった。2014/02/23

よむよむ

54
うん、面白い!キャラもある意味楽しいし、トリックもなかなかでした。ありがちな余計な語りが少なくて読みやすかったです。ツッコミ所はあるけど、楽しいからいいか~「無理って言わない!」2011/05/29

nyanco

45
『密室から黒猫を…』を先に読んだので、遡ってシリーズ第一作の本書へ。この本を読んで初めて『バカ・ミス』という言葉を知りましたw。そこまで密室や、凶器を隠すことに執着する?ならそのパワーを別に使った方が、バレなかったんじゃないの…って。でも『密室から…』よりも、まだ何とかトリックに無理がないかな。『時間泥棒』や『見えないダイイング・メッセージ』は、面白く読めました。でも、私はどうやら謎解きよりも、性格や事件の背景を楽しむタイプのミステリーが好きなようでイマイチ楽しめませんでした。2010/01/09

すい

43
ニートで引きこもりの名探偵と、推理小説家のコンビが活躍する本作。これは推理小説の皮を被ったコメディでしょう!楽しく読了しました!!2014/03/21

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