出版社内容情報
バツイチ探偵ブロディの扱う失踪、殺人、浮気調査は、アトキンソンの手にかかると、ただならぬ気配。『世界が終わるわけではなく』で読者の心を掴んだ著者によるミステリ。
内容説明
いずれはフランスに住みたいとフランス語の勉強に余念ない私立探偵ジャクソン・ブロディ。目下の仕事は消えた幼女捜し。34年前に3歳で姿を消したのだった(中年の変人姉妹の依頼―死んだ父親の家を片づけていたら、妹が消えた時に持っていたネズミのぬいぐるみが出てきたの!)、そして惨殺された愛する娘の殺人犯捜し(弁護士だった父親の依頼―彼の家は捜査本部のようで、現場写真、地図、タイムテーブル等々で胸が悪くなりそうだ)、消えた黒猫捜し(猫屋敷の老婦人の依頼―誰かがさらっていっちゃうんです)、キャビンアテンダントである妻の浮気調査(被害妄想気味の夫の依頼―こんな男があんなゴージャスな女をどうやってものにしたんだ?)、25年前、夫殺しでつかまった姉の、当時赤ん坊だった娘捜し(ある看護師の依頼―駄目なわたしの代わりに、お母さんになってあげて、と姉に言われたのに…)
著者等紹介
アトキンソン,ケイト[アトキンソン,ケイト] [Atkinson,Kate]
1951年、イギリス・ヨーク生まれ。ダンディー大学で英米文学を専攻。修士号取得後、様々な職業を経て、ダンディー大学の英語教師に。1986年、雑誌『ウーマンズ・オウン』の短篇コンクールで優勝。1993年、イアン・セイント=ジェイムス賞を受賞。1995年、初長篇である『博物館の裏庭で』でサルマン・ラシュディらを抑えてウィットブレッド文学賞を受賞。他に『世界が終わるわけではなく』、Life After Life等がある。二度の結婚と離婚を経て、現在は二人の娘とともにエジンバラに暮らす
青木純子[アオキジュンコ]
1954年生まれ。早稲田大学大学院博士課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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