出版社内容情報
古今東西の芸術家たちが描いた花々による「幻想の花園」。その謎多き花園を美学の泰斗・谷川渥とともに彷徨う。図版100点以上。
何故、芸術は花を求めるのか?
アルチンボルド、ヤン・ブリューゲル、ゴッホ、ボードレール、メイプルソープ、酒井抱一、葛飾北斎、伊藤若冲、三島由紀夫……
古今東西の芸術家たちが描いた花々による「幻想の花園」。
その謎多き花園を美学の泰斗・谷川渥とともに彷徨う。
カラー図版100点以上収録。
【著者紹介】
東京大学大学院博士課程修了。美学者。文学博士。東京大学助手などを経て、2013年まで國學院大學文学部教授。2015年4月より、京都精華大学客員教授。ルネサンス、マニエリスムから現代美術まで、独自の美学的視点から広範に芸術作品を読み解く。主な著書に、『文学の皮膚』(白水社、1997年)、『形象と時間』(講談社学術文庫、1998年)、『図説だまし絵』(河出書房新社、1999年)、『鏡と皮膚』(ちくま学芸文庫、2001年)、『廃墟の美学』(集英社新書、2003年)、『芸術の宇宙誌――谷川渥対談集』(右文書院、2003年)、『芸術をめぐる言葉』(美術出版社、2000年)、『芸術をめぐる言葉II』(美術出版社、2006年)『美のバロキスム』(武蔵野美術大学出版局、2006年)、『シュルレアリスムのアメリカ』(みすず書房、2009年)などがある。
内容説明
何故、芸術は花を求めるのか?アルチンボルド、ヤン・ブリューゲル、ゴッホ、ボードレール、メイプルソープ、酒井抱一、葛飾北斎、三島由紀夫たち…古今東西の芸術家たちが描いた花々による「幻想の花園」。その謎多き花園を美学の泰斗・谷川渥とともに彷徨う。カラー図版100点以上。
目次
桜―詩的王国の花
梅―「色」よりも「香」
薔薇とチューリップ―カント美学の花
花と香り―シェイクスピア・ブリューゲル・コンディヤック
ボードレールの「悪の花園」
デ・ゼッサントの「奇態」植物群
「死んだ自然」―静物画と写真
花鳥画の世界
ゴッホの花
近代日本の薔薇の想像界
三島由紀夫における松と薔薇
「青い花」―非在の美学
著者等紹介
谷川渥[タニガワアツシ]
美学者。東京大学大学院博士課程修了。文学博士。現在、京都精華大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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