リアルタイムメディアが動かす社会―市民運動・世論形成・ジャーナリズムの新たな地平

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  • サイズ B6判/ページ数 399p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784487805846
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0036

出版社内容情報

TwitterやSNS、動画中継サイトなど、リアルタイムメディアの第一線で活躍する講師陣による、今、一番濃い講義録。

TwitterやSNS、動画中継サイトなど、リアルタイムメディアの第一線で活躍する担い手たちが自ら、リアルタイムメディアが、どのように機能し、どのように連携しているかを現場からリポートした事例集。

「市民運動」「検察」「震災」「原発事故」「ジャーナリズム」「民主主義」をめぐる、今、一番濃い講義録。

内容説明

TwitterやSNS、動画中継サイトなど、リアルタイムメディアの第一線で活躍する講師陣による、「市民運動」「検察」「震災」「原発事故」「ジャーナリズム」「民主主義」をめぐる今、一番濃い講義録。

目次

はじめに(江下雅之)
第1講 市民運動とリアルタイムメディア(八木啓代)
第2講 戦場とリアルタイムメディア(常岡浩介)
第3講 原発事故報道と「記者クラブ」問題(上杉隆)
第4講 リアルタイムメディアが拓くジャーナリズムの新たな可能性(岩上安身)
第5講 メディアとしてのネットワーク(すがやみつる)
第6講 若者とリアルタイムメディア(渋井哲也)
第7講 検察問題、震災・原発問題とメディア(郷原信郎)
第8講 リアルタイム報道とメディア(津田大介)

著者等紹介

八木啓代[ヤギノブヨ]
ラテン歌手、作家、エッセイスト、ジャーナリスト、コーディネーター。主に中南米で「NOBUYO」の名で音楽活動を行ない、多くの国際芸術祭等で高い評価を得る一方、作家、ジャーナリストとしても活躍。また、市民活動家(アクティビスト)として、大阪地検特捜部主任検事証拠改竄事件の前田元検事を特別公務員職権濫用罪で刑事告発するため、市民団体「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」を立ち上げ、ネットメディアを駆使した市民運動を展開。その後も、検察や冤罪・メディアの問題などを考えるシンポジウムなどを企画

常岡浩介[ツネオカコウスケ]
戦場ジャーナリスト。1969年、長崎県島原市生まれ。早稲田大学卒業、長崎放送報道部記者を経て、1998年フリージャーナリストへ。1998年からイスラム世界の戦場取材。2000年、イスラム教に改宗。2004年12月、ロシアで16日間拘束、国外退去処分。2010年4月1日、アフガンで拉致、拘束され、5ヵ月後の9月4日に解放される

上杉隆[ウエスギタカシ]
ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局・衆議院公設秘書・「ニューヨークタイムズ」東京支局取材記者などを経て、フリージャーナリストに。政治・メディア・ゴルフなどをテーマに活躍中。自由報道協会暫定代表

岩上安身[イワカミヤスミ]
ジャーナリスト。1959年生まれ、東京都豊島区出身。早稲田大学社会科学部を卒業後、出版社勤務、週刊誌記者を経て、1987年よりフリージャーナリストとなる。1996年、『あらかじめ裏切られた革命』で第18回講談社ノンフィクション賞を受賞。テレビのドキュメンタリー番組のリポーターや情報番組のコメンテーターもつとめ、近年はインディペンデント・ウェブ・ジャーナル(IWJ)を設立し、自らのホームページやツイッター、ユーストリームを拠点とする手法での取材で日々発信中。兼業ジャーナリストのすすめ、中継市民によるストリーミングネットワークを提唱

すがやみつる[スガヤミツル]
1950年生まれ、静岡県富士市出身。漫画家、漫画原作者。本名の「菅谷充」名義で小説家としても活動している。70年代から80年代にかけ『ゲームセンターあらし』が小中学生を中心に爆発的人気となり、NECのパソコンPC‐6001を題材にしたパソコンの入門漫画、『こんにちはマイコン』を発表。これら両作品で「小学館漫画賞児童漫画部門」を受賞。その傍ら、モータースポーツに関心をもち、ニフティサーブの「モータースポーツ・フォーラム」初代システムオペレーターを務める。長年のモータースポーツ界への貢献を評され、日本自動車工業会「東京モーターショー2003モータースポーツ大賞」を受賞

渋井哲也[シブイテツヤ]
ライター、ジャーナリスト、ノンフィクション作家。1969年生まれ、栃木県出身。東洋大学法学部卒業後、長野日報記者を経て、東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士課程修了。修士論文のテーマは「インターネット(オンライン)における、子どもと若者のコミュニケーションと居場所に関する検討」。ネットコミュニケーションを研究対象とする

郷原信郎[ゴウハラノブオ]
1955年生まれ、島根県松江市生まれ。東京大学理学部卒。東京地検特捜部、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官などを経て、06年弁護士登録。08年、郷原総合法律事務所開設。名城大学教授・コンプライアンス研究センター長。総務省顧問、IHI社外監査役。不二家信頼回復対策会議議長など多数の企業、官公庁の第三者機関の業務に関わり、組織の不祥事対応の現場で活躍している

津田大介[ツダダイスケ]
メディアジャーナリスト。1973年生まれ。東京都北区出身。早稲田大学社会科学部卒。在学中からIT・ネットサービスやネットカルチャーをフィールドに、新聞、雑誌など多数の媒体に原稿を執筆。2002年に個人運営のブログ「音楽配信メモ」を立ち上げ、ジャーナリスト活動を開始。その後、文部科学省文化審議会著作権分科会の小委員会で専門委員を務め、著作権やコンテンツビジネスの動向について積極的に発言。2007年、インターネット先進ユーザーの会(MIAU、現インターネットユーザー協会)を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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